IBMが現地時間の4月26日に配当のお知らせをリリースしました。
今回のお知らせですが本来であれば増配のタイミング。
ただこの銘柄は、2021年11月3日にグローバル・テクノロジー・サービス事業の一部(というか大部分)をスピンオフした。
スピンオフ後初めてとなる今回の増配タイミングでの配当発表ですが、普通に考えればスピンオフ、つまり会社の一部事業の切り離しによって1株利益は減少するわけで1株配当も減少するはず。
そして本来であれば実質的な増減配の判断はスピンオフされ誕生したキンドリル(KD)と合わせて考えるべきですが、そのキンドリルは無配の状況。
しかし、(新生)IBMは現地時間の4月19日に第1四半期決算を発表しており、売上、利益ともに前年同期、そしてアナリスト予想を上回る好決算となった。
さらに今期2022年の売上(為替の影響を除く)予想も、1ケタ台半ば(台の後半)ながら増収を見込んでいる。
と、前置きが長くなりましたが発表内容は以下のとおり。
IBMの取締役会は本日、四半期配当を増額し、普通株式1株当たり1.65ドルとし、2022年5月10日現在の登録株主に対して6月10日に支払うことを宣言しました。
IBMが四半期配当を増額するのは、今回で27年連続となります。
IBMは1916年以来、四半期配当を支払い続けています。
IBMの会長兼CEOであるアーヴィンド・クリシュナ氏は、次のように述べています。
“クライアントとパートナーは、IBMのハイブリッド・クラウドとAI技術を積極的に求め、活用しています。
当社のキャッシュ生成は堅調であり、引き続き事業に投資し、長年の配当政策を通じて株主に価値を還元していきます。”
おー、なんとなんとわずか1セント、率にしてわずか0.6%とは言え、増配発表。
やはり(リース文章にもあるとおり、)この銘柄は増配にこだわっていた。
これはホルダーにとってはうれしい誤算。
そしてさらにうれしいのは当方の場合、実は増配率は0.6%ではなく4%になること。
その理由はスピンオフし誕生したキンドリル(KD)を即行で売却し全額IBMの追加購入に充てているから。
計算は以下のとおりとなります。
そう、実質的な増配率は4%。
ということで新生IBMスタート以降この銘柄にしては珍しく決算も好調ですので、今しばらく歩みを共にしたいと考えているところです。
(将来の成長への投資により舵を切った銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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