配当

プロクター&ギャンブルが増配を発表 66年連続増配達成と共に安心できる数字とは?

一般消費財メーカー大手のプロクター&ギャンブル(PG)が現地時間の4月13日、配当のお知らせをリリースしました。

プロクター&ギャンブルと言えば一昔前は優良銘柄の代名詞でしたが、業績の停滞と共に以下のとおり増配率も右肩下がりとなっていましたが、2017年を底に以降は右肩上がり、そして昨年2021年は新型コロナ流行による巣ごもり需要もありさらに増配率が上昇しています。

もちろんその背景には稼ぐ力を表す高いレベルの営業キャッシュフローマージンがあることは言うまでもありません。

ということで前置きが長くなってしまいましたが、今回のリリース内容ですが、次回5月16日支払いの配当はこれまでの1株当たり0.8698ドルから0.9133ドルへと5%の増配となりました。

P&Gと言えば連続増配、ということで今回の増配でなんと66年連続増配達成となります。

さらにこの銘柄の場合1890年の会社設立以来、何と132年連続で配当を支払い続けている。という事実も見逃してはいけません。

この銘柄に感じるのは安心感、それも抜群の。

もちろんそれは上記の配当や営業キャッシュフローマージンの数字しかり。

そしてここ最近はほぼ2倍に張り付いている財務の安定性を示す有利子負債営業キャッシュフロー倍率しかり。

有利子負債営業キャッシュフロー倍率とは、簡単に言えば今ある借金を毎年の稼ぐ力で何年で返済できるか?という数字(年数)であり、数字が少なければ少ないほど返済能力が高い、つまり財務的に安定しているということになります。

<計算式>

有利子負債営業キャッシュフロー倍率=有利子負債÷営業キャッシュフロー

ちなみに直近1年の株価(青色)は市場平均(ダウ平均:赤色)をやや上回っていますが、株価にかかわらずこの銘柄を手放すつもりはありません。

(連続増配を続けるもここ10年間の株価はダウ平均に劣る銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. ひろー より:

    夜分遅くにこんばんは。

    P&Gは本当に不死鳥のように復活しましたね〜!
    プライベートブランドはただ安いだけで結局は消費者の選択肢の中に入らなかった、と言うことなんでしょうね。
    さすがP&Gはマーケティングの最先端の会社として宣伝活動を研究し尽くしているだけあります。

    逆にコルゲートはシェアをどんどんと落としている暗澹とした状況になっていますね。

    本日寄り付きでCLを叩き売ってユニオンパシフィック(UNP)に乗り換えてしまいました。
    歯磨き粉やペットフードよりも貨物列車ですよ!

    • naobito より:

      ひろーさん
      おはようございます。
      ひろーさんはコルゲートを保有されていたのですね。
      コルゲートもなかなかいい銘柄だと思いますが、UNPも素晴らしい。
      どちらも当方ずっとマークしている銘柄ですが、いずれにしてもひろーさんはお目が高いですね。

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