現地時間の12月9日、半導体大手のブロードコムが第4四半期決算発表と合わせ、次回12月末支払いの配当のリリースを行いました。
その内容ですが、前回までの1株当たり3.60ドルに対して、4.10ドルと、13.9%の増配を行う、というもの。
実は当方、以前の記事でこの銘柄の増配率を以下のとおり試算していました。
第3四半期までのフリーキャッシュフロー累計額は98.7億ドル。
仮に第4四半期が売上予想と同様の前年同期比で増加した場合、年間フリーキャッシュフローは132億ドルとなる。
また、ブロードコムはフリーキャッシュフローの半分を配当に充てることを公言している。
つまり、予想1株配当は、
132億ドル×50%÷4.12億株(※3Q時点)=16ドル
現在の年間1株配当は14.4ドル
よって増配率は、
(16ドル÷14.4ドル)-1=11%
そう、11%の増配を予想していた。
これに対して実際の増配率は13.9%。
同日に発表された第4四半期決算は、以下のとおり前年同期比で増収・増益、また若干ではあるもののアナリスト予想を上回り好調だった。
となれば今回の増配率はある意味当然とも言える。
それにしてもこうやって増配率を試算して実際の増配率が予想を上回った時の喜びは格別。
さらに同日、なんと2022年12月末を期限とした100億ドルを上限とする自社株買いまで発表した。
まさにインカムゲイン投資家みよりに尽きる瞬間と言えます。
しかもこの銘柄の場合、ここ最近の株価(青色)はダウ平均(赤色)を上回り好調に推移している。
ということで(自身の子供とは違い?)孝行息子を持った親の気分に浸る中年投資家なのでした。
(景気敏感銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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