半導体製造大手のインテル(INTC)が現地時間の1月23日、決算とともに配当のお知らせをリリースしました。
その内容ですが、次回3月1日に2月7日時点の株主に対して1株当たり0.33ドルを支払う、というもの。
前回12月支払いが0.315ドルでしたから4.8%の増配となります。
このレベルであればインカムゲイン投資家として十分満足。
そのインテルですが、実はバフェットが以前保有していた、という事実は意外と知られていないのではないでしょうか。
保有していた、ということは売却されてしまったということで、売却前後の株数の推移は以下のとおりとなっています。
バフェットはとうの昔に見限ったわけですが、なぜホールドを続けているのか?
その理由がこちら。
こちらは営業キャッシュフローマージンの直近5年間の数字ですが、2017年までの3年間も35%前後というすばらしい安定感。
さらに直近の2018年では急上昇、そして今回発表された2019年度の数字はなんと46.1%にまで達しています。
ただこの数字自体は同業他社と比べてどうなの?という疑問も。
ということで比較したのがこちら。
尚同業他社については、ブロードコム、クアルコム、エヌビディアとテキサスインスツルメンツの4社としました。
やはりこの業界は総じて高いレベルで競いあっているのが見て取れますが、安定感という点ではインテルとテキサスインスツルメンツが、そして勢いということになるとブロードコムといった構図が見えてきます。
一方この銘柄の過去の増配率ですが以下のとおりとなっており、増配お預けの年があるかと思えば2ケタ増配の年もあり、と安定していません。
もちろんその理由は半導体という業種柄でありある意味致し方なし、と言えるわけですが総じてみればまずまずと言ったところではないでしょうか。
現在の2%ちょっとという配当利回りの低さから買い増しというわけにはいきませんが、今後のホールドには何の迷いもありません。
(投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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