6月7日にヘルスケア大手のジョンソン エンド ジョンソン(JNJ)から配当金を受領しました。
ジョンソン&ジョンソンの増配タイミングは今回6月の支払い時、ということですでに4月18日にリリースされたとおり前回の1株当たり1.13ドルから5.3%増配の1.19ドルとなっています。
この銘柄を初めて購入したのは2008年、その後2011年に買い増しし現在に至ります。
これまでの配当金の積み上がり状況は以下のとおりとなっており、総投資額83.1万円に対する総配当受領額は60.5万円、投資回収率は73%にまで達しています。
業績ですが、直近2023年第1四半期決算はアナリスト予想との比較では以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回る結果となっています。
そして今期2023年通期予想は、クローン病治療薬ステラーラなど主要医薬品の好調な販売と、医療機器部門の需要回復が業績を押し上げ、売上は前期比で5.5%~6.5%の増収、また調整後1株利益は4.5%から5.5%の増益予想とし、前回予想をそれぞれ上方修正しています。
今回の増配で配当貴族銘柄の基準である25年連続増配の2倍をゆうに超える61年連続増配を達成。
また毎期5%を超える増配を維持し続けているまさに優良配当銘柄のお手本のようなこの銘柄。
ですが今後の増配には注意が必要。
これまでどおりに行くとは限らない。
その理由が消費者向け事業のスピンオフによって誕生したケンビュー(KVUE)。
現在はジョンソン&ジョンソンの子会社となっていますが、一定期間所有した後将来はケンビューの株式を株主に分配する予定となっています。
となると将来的にジョンソン&ジョンソンホルダーは2銘柄を保有することになるわけですが、この2社がこれまでどおりの増配を実施するとは限らない。
特に新生ジョンソン&ジョンソンは処方薬(新薬)ビジネスの拡大に軸足を移すことになる。
となれば開発費を重視さぜるを得ない。
一方ケンビューは他社との激しい競争にさらされることになる。
ということで、これまで以上に決算(※ちなみに第2四半期決算はそれぞれ7月20日に開示予定。)や開示情報等のこまめなチェックが必要、と考えているところです。
(スピンオフ後の銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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