1月11日にたばこ銘柄のアルトリア(MO)からの配当金が入金しました。
アルトリアの増配タイミングは前回10月支払い時ということで、今回も前回同様1株当たり0.94ドルの配当支払となっています。
この銘柄を初めて購入したのが2008年。
その後2011年、12年、18年、さらには2021年にはJT売却資金での買い増しと計4度の買い増しと数多く買い増しを実施してきていますが、今回の配当分を含む過去の積み上がりは以下のとおりとなっており、総投資額402万円に対する総配当受領額は330万円。
現時点の投資回収率は82%にまで達しています。
まさにインカムゲイン銘柄の超優等生。
そのアルトリアの直近第3四半期決算ですが、残念ながら以下のとおり売上、調整後1株利益ともにアナリスト予想を下回る結果に終わっています。
そして今期2022年通期予想は、調整後1株利益で4.81ドルから4.89ドルとレンジを狭め下限値を引き上げた一方上限値を引き下げており、2021年の4.61ドルの実績に対して4.5%から6%の増益としています。
そのアルトリアですが、JT(日本たばこ産業)との米国内外での加熱式たばこデバイスの開発・販売で戦略的パートナーシップ、つまり提携を発表したことは記憶に新しいところ。
具体的にはそれぞれの連結子会社を通じて合弁会社を設立し、アルトリア子会社が1.5億ドルを初期出資し、JT側は加熱式たばこの機器を現物出資、収益分配の比率はJT側が25%、アルトリア側が75%とするとのこと。
アルトリアは2024年4月30日をもって フィリップ・モリスとの米国における加熱式たばこIQOS(アイコス)システムの販売契約を終了することに合意していたわけですが、JTとの提携で将来の加熱式たばこの販売に道筋をつけたと言えます。
それにしてもまさかフィリップ・モリスとライバル関係にあるJTと提携するとは思いませんでした。
このあたりがしたたかなアルトリア。
やはりたとえどんな経済状況、市場状況にあっても過去53年間でなんと57回の増配を実施してきたその力は伊達ではありません。
2025年度上半期をめどにJTのブランド「プルーム」で販売前申請を米食品医薬品局(FDA)に提出する予定とのことで、販売はまだまだ先の話ではありますが、紙巻きたばこの成長には期待が持てない中希望の光が見えたことは確か。
ということでこの銘柄としばらく歩みを共にするつもりです。
(いずれにせよ健康被害を避けて通れない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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