エネルギー大手のシェル(SHEL)が決算発表と同日の5月5日に配当のお知らせをリリースしました。
今回発表内容ですが、5月20日時点の登録株主に対し6月27日に1株当たり0.50ドルを支払う。
というもの。
前回が1株当たり0.48ドルでしたから4.2%の増配となりました。
但し今回の発表内容は予定どおり。
なぜなら2月3日に2021年第4四半期決算発表した際、以下のコメントを発表していたから。
取締役会は、2022年第1四半期配当を2021年第4四半期の配当から約4%増配の1株当たり0.50ドルとすることを予定しています。
同日に発表された2022年第1四半期決算ですが、会計基準ベースではロシアからの撤退に関連する39億ドルの減損損失を計上したものの、原油価格等の上昇や営業費用、税金費用の減少により特殊要因を除いた調整後利益は前年2021年第4四半期の63億9100万ドルから91億3000万ドルと大幅に増加。
市場予想の86億7000万ドルを上回っています。
また、営業キャッシュフローは148億2千万ドルとなっており、こちらは2021年第4四半期に対して81%もの増加となっています。
さらにすでに発表している85億ドルの自社株買いプログラムについては第2四半期決算発表までの上半期に完了させることを再公表しています。
この銘柄のここ最近の配当の状況は以下のとおりとなっていますが、約1年半の間になんと4度の増配を実施しています。
そして1株当たり0.32ドルの配当を支払っていた2020年9月を起点とすれば、56.3%の増配を実施したことになります。
ただ上記決算内容や自社株買いを考慮した場合、
年内にもう一回くらい増配があってもおかしくないのでは?
と期待しているところです。
(過度な増配期待での投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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シェルはロシア事業の撤退に伴う特損が相当ありそうですが、その点はどのように見ておられますでしょうか
万代太鼓さん
コメントありがとうございます。
記事にも書きましたが、会計基準ベースではロシアからの撤退に関連する39億ドルの減損損失を計上済みであり、個人的にはそれほど大きな金額ではなかったと考えています。
おはようございます。
自分も、シェルは昨年売りましたが、こんな事になるなら、保有継続でしたね…
株も不動産も、売買の判断が命です
あおばさん
こんにちは。
当方もNISA分を残して売却済みですが、売買の判断って本当に難しいですよね。
ただ冷静に見ればいまだ大減配前の配当には程遠いわけですから、あおばさんの判断が間違いとも言えないのでは?