2月24日の週の10%以上もの米国株式市場の急落ですが、その原因は?
と言えばもちろん新型コロナウイルスの拡大懸念。
であり、具体的には拡大によって例えば旅行の自粛やイベントの中止、さらには勤務制限等で経済活動が停滞し景気が後退してしまうことが懸念されたから。
しかし、インカムゲイン投資家はこれらの動向、というか景気後退にあまり神経をどがらす必要はない、というか鈍感でいいと思っています。
(これ、株式投資のイロハのイ、的な話ですがあえて取り上げたいと思います。)
なぜなら配当収入の増加が最優先のインカムゲイン投資家は必然的にディフェンシブ銘柄を中心に投資、保有するから。
そしてディフェンシブ銘柄は、ディフェンシブという名が示すとおり守りの銘柄。
つまり景気後退期でも業績がさほど悪化しない、つまり守りに強いという意味がその名の由来。
要は景気動向に業績があまり左右されにくい銘柄を保有しているわけです。
その代表的な業種と言えば、インカムゲイン投資における中心的業種である、コカ・コーラやペプシコ等の食品、アルトリアやフィリップ・モリス・インターナショナル等のたばこ、P&G等の日用品等の生活必需品やジョンソン エンド ジョンソン等の医薬品、さらにはサザン等の電力、ガス等の公益事業であることはもはや説明の必要はないでしょう。
だから、インカムゲイン投資家はゆったりと構えていればいい。
株価の変動ではなく、いつもどおりあくまで業績に着目していればいい。
ということになります。
一方、その対極にあるのが景気敏感銘柄。
景気の動向によって受注や業績、さらには株価が大きく左右されます。
具体的には、銀行、紙パルプ、化学、鉄鋼等の素材産業や航空機、工作機械、建機、各装置メーカー、そしてIT(情報技術)も含まれます。
ただインカムゲイン投資家は景気後退に鈍感でいいと書きましたが、もちろん心配ごとがないわけではありません。
それは、景気低迷時にはIT銘柄とは異なり、普段はどちらかと言えばあまり脚光を浴びることの少ないディフェンシブ銘柄が業績の安定ゆえに人気化することが多いから。
つまり、株価が不必要に上昇してしまう。
となると、配当利回りが下がってしまう。
結果的に、追加投資時の選択肢が減ってしまう。
ということになってしまいます。
逆に言えば、景気敏感株に歩調を合わせディフェンシブ銘柄の株価もずるずると下がり続けるようであれば千載一遇のチャンス。
要はこれまでどおり自身の投資基準を満たす銘柄を淡々と購入すれば良いのです。
そしてその中にはこれまで高嶺の花で手が出なかった優良配当銘柄が入っているかもしれません。
ということで、景気動向をいちいち心配しなくても良いディフェンシブ銘柄への投資が基本のインカムゲイン投資は、日々忙しいビジネスマン(ウーマン)にとってはまさにうってつけの投資法だと再認識している中年オヤジです。
(投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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こんばんは。
いやー、2月の急落すごかったですね。
2018年の12月の急落の時と同じように一株も売りませんでした。
まさしく急落こそ株価は需給で決まるという紛れもない事実を再認識させられますね。
今回は余力がなくて購入できていませんが、次回の定期購入で購入できる銘柄の候補が広がって楽しみです。
最終的なパフォーマンスは鈍感さというか、己の器で決まるという感じがしますね。株の世界は深いです。
ひろーさん
2018年12月の急落など暴落に入りません。
「次回の定期購入で購入できる銘柄の候補が広がった」
これが重要です。
こんばんは お久しぶりです。
今回はまだまだ底ではなさそうですね。
こんな時は「投資家は死ぬこといがいはかすり傷・・・」とかうそぶいていれば良いかと思います。(笑)
もちろん適切なバンクロールを維持していればですけど。
自分もどちらかといえばインカムよりですので、最悪、配当が2割減ぐらいを覚悟しています。
でも、運よく急落前に投信の整理を進めていたので現在、バンクロールは十分です。
のんびり行きましょう。
yazirobei777さん
お久しぶりです。
配当が2割減ぐらいを覚悟、ということは日本株でしょうか。
ご存じのとおり当方は長期米国株投資家、配当金を機械的に追加投資していくのみです。