研究開発型バイオ医薬品企業のアッヴィ(ABBV)が現地時間の7月31日に2025年第2四半期決算を発表しました。
尚、すでにこの銘柄は7月3日リリースのForm8Kにおいて、取得した仕掛開発費およびマイルストーン費用が0.42ドル発生する見込みであることから、
・2025年通期の調整後希薄化後1株当たり利益ガイダンスの範囲は、2025年第2四半期の買収関連仕掛研究開発費およびマイルストーン費用の影響を含め、11.67ドル~11.87ドル。
・2025年第2四半期の調整後希薄化後1株当たり利益ガイダンスの範囲は、2025年第2四半期の買収関連仕掛研究開発費およびマイルストーン費用の影響を含め、2.84ドル~2.88ドル。
とする旨の発表があったわけで、ある程度の安心感を持って早速内容を確認。
概要は以下のとおり。

まず売上ですが、前年同期比で6.6%の増収。
特許切れとなった関節リウマチ等の治療薬ヒュミラに代わり今や主力となっているスキリージとリンヴォックの状況は以下のとおり。
スキリージとは
乾癬(かんせん-免疫の異常によって皮膚や関節に特徴的な発疹などが起こる病気)、関節炎、クローン病、潰瘍性大腸炎を治療する薬
リンヴォックとは
中等度から重度の関節リウマチ患者へのリウマチ薬
スキリージが前年同期比で62.2%増、またリンヴォックが41.8%増といずれも好調を維持。
次に利益ですが、会計基準ベースの1株利益は前年同期の0.77ドルに対し0.52ドルと32.5%減の大幅減となりましたが、無形資産償却等の特殊要因を除いた調整後1株利益(NON-GAAPベース)は前年同期の2.65ドルに対して2.97ドルと12.1%増となり事前予想の2.84ドル~2.88ドルを上回っています。
そしてアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回りました。
最後に注目の2025年通期見通し(調整後1株利益)ですが、以下のとおり7月3日発表の11.67ドル~11.87ドルを上方修正し、11.88ドル~12.08ドルとしています。
さらに通期の売上高見通しを8億ドル増加させ605億ドルに引き上げ、特に神経科学ポートフォリオの大幅な成長を見込んでおり、スキリージは2025年末までに171億ドルの売上に達するとしています。
尚、ロバート・マイケルCEOは「アッヴィの見通しは強固であり、2025年以降も当社のコミットメントを達成する態勢が整っている。」と述べています。
以上、第1四半期に続き実績、通期見通しともに上振れとなったこの銘柄、今から気が早いかもしれませんがインカムゲイン投資家として10月の増配タイミングでの配当のお知らせが待ちきれません。
ということで、
売上〇 利益〇 通期見通し〇 = 保有継続です。
(CEOの発言を妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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おはようございます。
ヒュムラに代わる柱として
スキリージが前年同期比で62.2%増、またリンヴォックが41.8%増といずれも好調を維持。
とは、心強いですね。
ヒュムラ特許切れの逆風下で
前値同期比で増収増益というのも素晴らしい。
また配当金で自動的に雪だるまを
大きくしていきます(笑)
ウィニングチケットさん
おはようございます。
厳しい銘柄選択眼を持つウィニングチケットさんのお眼鏡にかなったからに、絶対には期待は裏切れない、と張り切ってくれたようです、、、、(笑)