決算発表

ギリアド・サイエンシズの2023年第2四半期決算 売上〇、利益×、通期予想× でもホールドの理由

バイオ医薬品銘柄のギリアド・サイエンシズ(GILD)が現地時間の8月3日に第2四半期決算を発表しました。

概要は以下のとおり。

  

売上は前年同期比で5%の増収。

売上の明細は以下のとおり。

増収の主要因ですが新型コロナ治療薬のVeklury(レムデシビル)は引き続き減少したものの、主力のHIV製品(エイズ治療薬)が9%の増収、そしてCell Therapy(細胞治療薬)とTrodelvy(乳がん治療薬)がそれぞれ27%、64%増と伸びたことで増収となった状況が見て取れます。

次に利益の方ですが、会計基準ベースの1株利益(潜在株式調整後)は前年同期の0.91ドルに対して0.83ドル、そして特殊要因を除いた調整後1株利益は1.58ドルに対して1.34ドルとそれぞれ減益に終わっていますが、その主な理由はHIV関連の訴訟における原告との和解のための訴訟費用5億2,500万ドル(0.32ドルのマイナス影響)を計上したため。

そしてアナリスト予想との比較では以下のとおり売上は予想を上回ったものの、調整後1株利益は予想を下回る結果となっています。

最後に注目の2023年の通期予想ですが、以下のとおり売上は前回予想の260億ドル~265億ドルを263億ドル~267億ドルへ上方修正、一方調整後1株利益は今回の訴訟関連費用計上もあり前回予想の6.60ドル~7.00ドルを6.45ドル~6.80ドルへ下方修正しています。


以上、第2四半期の増収、そして通期予想の上方修正と売上の方は好調も利益の方は残念な結果に終わったこの銘柄。

ですが、Cell Therapy(細胞治療薬)とTrodelvy(乳がん治療薬)の売上が引き続き伸びていること、期の途中とは言え営業キャッシュフローは4,082百万ドルと前期の3,642百万ドルに対し12%増、営業キャッシュフローマージンは前期の28.3%に対し31.5%となっていること、HIV訴訟費用が一種の特殊要因であること等を考慮し、

売上〇、利益×、通期予想× でもホールド

とします。

(もはや新型コロナ治療薬には頼れなくなっている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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