決算発表

ジョンソン エンド ジョンソンの2025年第3四半期決算 実績〇、対市場予想〇、通期見通し△=ホールド

ヘルスケア大手のジョンソン エンド ジョンソン(JNJ)が現地時間の10月14日に2025年第3四半期決算を発表しました。

概要は以下のとおり。

売上は、前年同期比で6.8%の増収(為替の影響を除いた場合は5.4%の増収)。これを以下事業セグメント別で見ると、革新的医薬品が特許切れに伴い乾癬治療薬「ステラーラ」が減少したものの、血液がん治療薬ダラザレックス等が増加したことにより前年同期比6.8%増。

そして医療技術は、電気生理学、循環器領域、一般外科領域の各製品、そして外科用視覚装置によって牽引され、同じく前年同期比6.8%増となっています。

次に利益ですが、1株利益は前年同期の1.11ドルに対し2.12ドルと+91.0%の大幅増となっていますが、特殊要因を除いた調整後1株利益は以下のとおり2.42ドルに対し2.80ドルと15.7%増となっています。

またアナリスト予想との比較では以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。

最後に注目の今期2025年の通期見通しは、以下のとおり、売上(会計基準ベース)は前回見通しの932億ドル~936億ドル(対前期比5.1%~5.6%増)に対し、935億ドル~939億ドル(対前期比5.4%~5.9%増)に上方修正、一方利益(調整後1株利益)は前回見通しの10.80ドル~10.90ドル(対前期比8.2%~9.2%増)を維持しています。

以上、通期見通しの利益は据え置いたものの、前年同期比で増収増益、またアナリスト予想は上回りまずまずの決算となりました。

尚、トランプ政権が薬価引き下げを強く求めていることに対応するため、今回革新的医薬品および医療機器部門の成長余地を確保する狙いから、成長の鈍い整形外科事業を18-24カ月以内に分離独立させる意向を表明。

ウォルクCFOによると、薬価引き下げについてはトランプ政権と引き続き協議を行っており、「価格面で共通理解に達することに十分な自信がある」、「政権側との建設的な対話には非常に満足している」とコメントしています。

ということで、実績〇、対市場予想〇、通期見通し△=ホールドです。

(いまだベビーパウダー訴訟が終結していない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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