決算発表

AT&Tの2024年第1四半期決算 売上✕、利益✕〇、フリーキャッシュフロー〇、予想△=保有継続

通信大手のAT&T(T)が現地時間の4月24日に2024年第1四半期決算を発表しました。

まずは決算概要(会計基準ベース)は以下のとおり。

売上は前年同期比で0.4%の減収。

主力の通信事業は前年同期比0.1%の増収となっており、このうちワイヤレスサービスは3.3%の増収。

そして後払い携帯電話の契約者数は34万9000人の純増となり、その伸びは市場予想(28.7万件)を上回りました。

また解約率も0.72%と過去最低を記録。

しかしビジネスワイヤライン(有線通信事業)が7.8%の減収と足を引っ張った状況は2023年第4四半期と変わらず。

次に利益ですが、会計基準ベースの1株利益(継続事業)は前年同期の0.57ドルに対し0.47ドル、また特殊要因を除いた調整後1株利益は以下のとおり前年同期の0.60に対しドル0.55ドルと減益に終わっています。

但し、配当の源泉として注目のフリーキャッシュフローが以下のとおり前年同期の10億ドルに対し31億ドルと大幅に増加し市場予想(24億ドル)を上回ったことは朗報でしょう。

またアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上は予想を下回ったものの調整後1株利益は予想を上回っています。

最後に2024年通期見通しですが、前回予想を維持しフリーキャッシュフロー約170億ドル~180億ドル、また調整後1株利益2.15ドル~2.25ドルとしています。

以上、減収減益決算は残念ですが、携帯電話の契約者数が予想を上回ったこと、さらに特にこの銘柄の場合投資家にとって重要な指標であり、配当を支えるフリー・キャッシュフローが大幅に増加、予想を上回ったことは朗報でしょう。

ということで、売上✕、利益✕〇、フリーキャッシュフロー〇、予想△=保有継続

とします。

(株価上昇と増配をどこかに置き忘れた銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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