現地時間の2月12日、1月に購入したばかりのデリバティブ市場を運営するCMEグループ(CME)が2024年第4四半期決算を発表しました。
事業概要
CMEグループ(CME Group Inc)はデリバティブ市場を提供する。
【事業内容】
顧客が先物、オプション、現金及び店頭(OTC)市場を取引し、ポートフォリオを最適化し、データを分析することを可能にする。
取引所は、金利、株式指数、外国為替、エネルギー、農産物、金属に基づいて、すべての主要な資産クラスにわたって幅広いグローバルベンチマーク製品を提供する。
「CME Globex」プラットフォームを介した先物取引、「BrokerTec」を介した債券取引、「EBS」プラットフォームを介した外国為替取引の先物とオプションを提供する。
さらに、中央清算機関である「CME Clearing」を運営する。
商品は、とりわけ金利感応的な商品や、農業、エネルギー、金属商品の価格の変化に関連するリスクに関連するヘッジ、投機、資産配分の手段を提供する。
取引所で取引される先物や先物契約や店頭デリバティブのオプションの清算及び決済サービスを提供する。(SBI証券より)
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概要は以下のとおり。
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まず売上は前年同期比で6%の増収。
次に利益ですが、営業利益は前年同期比10%増、また1株利益は前年同期の2.24ドルに対して2.40ドルと7%増、そして無形資産償却等の特殊要因を除いた調整後1株利益は以下のとおり5%の増益となっています。
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続いて金融商品別の取引高(1日当たり平均出来高(ADV))は以下のとおり。
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これを見ると前年同期比で金利、株式指数、外国為替は減少したものの、エネルギー、農産物、金属が二ケタ増となり全体では前年同期の2,551.3万契約に対し2,550.3万契約と横ばいとなった状況が見て取れます。
また米国外の1日平均取引高は前年比5%増の760万契約と好調でした。
尚、平均約定単価(RPC)は前年同期の0.682ドルに対し0.701ドルと3%増となっています。
次にアナリスト予想との比較では以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。
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以上が第4四半期の内容となりますが、2024年通期で見ると年間平均取引高、売上、調整後純利益、そして調整後1株当たり利益が過去最高を記録したばかりか、全資産クラスで取引高が増加し、金利、外国為替、農産物、金属市場で新記録達成と記録ずくめの一年となっています。
購入したばかりの銘柄がこうやっていい決算を出してくれる、まさに投資家みよりに尽きる瞬間です。(喜)
ということで、
売上○、利益〇 = ホールド
です。
(事業柄予想数値を開示していない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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さすがプラットフォーム企業
不況になってもみんな売買する(じっとできない)ので心配無用だと思います
メロリンさん
こんにちは。
例えば景気が悪いくなると思えば売り取引、良くなると思えば買い取引、いずれにせよ景気動向に関係なく取引せざるを得ないわけですから。