マクドナルド(MCD)が現地時間の2月5日に第4四半期決算を発表しました。
その概要は以下のとおり。
まず売上ですが、前年同期比で8%の増収。
また、既存店売上ベースでは、戦略的なメニュー値上げによりおひざ元の米国で4.3%の増収となった等、すべて地域セグメントで増加、海外では売上高の約10%を占める中東地域が戦争の影響を受け減少、中国、インド市場が低迷したものの、特に英国、ドイツ、カナダ等がけん引し、伸び率は大きく減速したものの全体で前年同期比で3.4%の増収となっています。
そして利益の方ですが、売上増加等により営業利益、そして(潜在株式調整後)1株利益ともに8%の増益。
特殊要因を除いたいわゆるNON-GAAPベースでの1株利益は2.95ドルと前年同期の2.59ドルに対し14%の増益となっています。
但しアナリスト予想との比較では、以下のとおり1株利益(会計基準ベース)は予想を上回ったものの、売上は予想を下回る結果に終わっています。
発表当日の株価が売上が約4年ぶりに予想を下回ったことで大きく下落(-4% ※日本時間5時20分時点)しているこの銘柄ですが当方あまり心配していません。
決算発表時会社が「2024年もマクロ的な課題が続くと予想している。」と説明したように、今年も例えば中東紛争に関連しマクドナルドが米国ブランドの一角にあることで、イスラム諸国でボイコットの標的の一つとなることで売上が大きく低迷することが予想される。
ただそのようないわばマクドナルド固有の問題から生じた課題ではなく、マクロ的な課題は、現在進行中のウクライナ戦争やあの新型コロナ感染拡大によるロックダウン等今に始まった話ではない。
そしてそんな状況をマクドナルドはしたたかにくぐり抜けて来た。
47年連続増配と言う形で。
ということで売上〇×、利益〇=ホールド
です。
(頑なに通期予想を開示しない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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