決算発表

ファイザーの2021年第1四半期決算 売上〇 利益〇 通期予想〇 =ホールド

ヘルスケア大手のファイザー(PFE)が現地時間の5月4日に第1四半期決算を発表しました。

もちろん注目は新型コロナワクチンが業績に与える影響。

まずこちらがGAAP、いわゆる会計基準ベースでの概要となります。

セグメント別の売上は以下のとおり。

全体では前年同期比で45%もの大幅な増収を達成。

けん引役となったのが、Vaccines(ワクチン)事業の売上。

前年同期比で約3倍となっているわけですが、もちろんそのけん引役となったのが35億ドルに達した新型コロナワクチンの売上。

ただ注目すべきは全セグメントで増収となっている点。

新型コロナワクチンを除外した場合の売上でも前年同期比で増収を確保しています。

そして1株利益ですが、会計基準ベース、特殊要因を除いた調整後の1株利益ともに前年同期比で4割を超える増益を達成。

さらにアナリスト予想(FactSet)に対しても売上、利益ともに上回る結果となっています。

また注目の今期通期予想は以下のとおり。

御覧のとおり売上、利益ともに前回予想を大きく上回る数字をリリースしています。

まさに新型コロナワクチン様様(さまさま)。

正直新型コロナワクチンの売上だけで260億ドルの予想となっており、全体の3割を超えるレベルにまで達している状況を見ると、将来に対して一抹の不安を感じざるを得ませんが、

売上〇 利益〇 通期予想〇 =ホールド

で行きたいと思います。

ちなみに業績の伸びに比べ鈍い株価上昇は、新型コロナワクチンの売上に関してはもはや今後大きな伸びが期待できない、と市場が判断している(いわゆる材料出尽くし)、と理解しています。

(一つの製品への依存度を急速に高めつつある銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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