決算発表

AT&Tの2026年第1四半期決算 実績〇、対市場予想〇、フリーキャッシュフロー✕、通期見通し△で様子見継続

通信大手のAT&T(T)が現地時間の4月22日に2026年第1四半期決算を発表しました。

まず概要(会計基準ベース)は以下のとおり。

売上は前年同期比で2.9%の増収。

AT&Tは第1四半期から、中核となる成長分野を強調するために事業セグメントを再編成しており、売上の90%以上を占める主力の国内の5Gとファイバーサービスをカバーする新しい「アドバンスド・コネクティビティ・セグメント」は、約5%の伸びとなっています。

そして光回線および固定無線インターネットの純増数は、光ファイバー純増数が29.2万件となるなど過去最高の58万4,000件を記録、注目の後払い携帯電話契約者数は市場予想を上回る29万4000件の純増と好調を維持。

また解約率は2025年第4四半期より良化し0.89%となっています。

次に利益ですが、会計基準ベースの1株利益は前年同期の0.61ドルに対し、0.54ドルと11.5%減となりましたが、これは主に前期においては関連会社持分利益が大きかったためであり、特殊要因を除いた調整後1株利益は以下のとおり0.57ドルと前年同期の0.51ドルに対し11.8%増となっています。

一方配当の源泉として注目のフリーキャッシュフローは、前年同期の31億ドルに対し25億ドルと19.4%減となったものの、会社予測(20億〜25億ドル)の上限に達しています。

またアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、調整後1株利益共に予想を上回っています。

最後に2026年の通期見通しですが、以下のとおり前回見通しを維持しています。

以上、第1四半期は増収増益(調整後1株利益ベース)、また市場予想を上回ったものの、フリーキャッシュフローが大幅減となったわけですが、通期見通しでは前回予想を維持しておりあまり心配はしていません。

ただインカムゲイン投資家として残念なのはすでに発表のとおりAT&Tは2026年~2028年に配当と自社株買いを通じて450億ドルを株主還元する計画を発表しているものの、「2026年から2028年までの期間は現在の1株当たり年間1.11ドルの配当を維持する予定。」としていること。

ということで、実績〇、対市場予想〇、フリーキャッシュフロー✕、通期見通し△で様子見継続

です。

(増配をどこかに置き忘れた銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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