エネルギー大手のエクソン・モービル(XOM)が現地時間の4月30日に第1四半期決算を発表しました。
今年に入ってから原油価格は順調に右肩上がりとなっており、ある程度の心の余裕と期待を持って早速数字を確認。
こちらはセグメント別の当期利益を左から今期第1四半期、前期第1四半期、そして直近前期第4四半期の順に並べたもの。
やはり原油価格上昇により原油・天然ガスの探査・生産を行うアップストリーム事業が大きく伸びているばかりか、ダウンストリーム事業も赤字幅を縮小。
さらに石油化学製品の製造・販売を行うケミカルが大きく伸び、全体では27.3億ドルの利益を計上。
前第4四半期の巨額減損による大幅な赤字は別として、前年同期と比較してもその回復ぶりが目立つ結果に。
そして特殊要因を除外した調整後1株利益は前年同期の0.03ドルから0.65ドルへと大幅に増加。
さらに注目のアナリスト予想との比較でも売上、利益ともにそれら数字を上回る結果となっています。
以上、売上〇、利益〇。
先般この銘柄の配当リリースの記事でも書きましたが、新型コロナワクチンの接種が順調に進む米国では、いよいよ経済活動正常化に向け人々が動き出している。
そして米国のレギュラーガソリンの価格は、昨年4月末に1ガロン当たり1.77ドルの安値をつけましたが、現在は3ドル近くにまで戻って来ている。
さらに今年の米国のGDP成長率は6%台の高成長が予想されている。
当然のことながら原油の需要はGDPに連動する。
つまり先行きも〇。
以上、売上〇、利益〇、先行き〇 ということで目先の株価の変動にかかわらずホールドです。
(今後の原油価格上昇を過度に期待しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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