5月30日付記事にて、はちどうさんの著書「世界一やさしい米国株の教科書1年生」を紹介させていただきました。
この本はこれから米国株投資を始めようとする人はもちろん、すでに始めている人にも極めて有益な本であることは疑いの余地がないわけですが、実はこの本を読んで”はっ”とさせられる部分がありました。
それが人生の目的に関する部分。
はちどうさんの著書を読んでまずあらためて「目的」と「目標」の違いを理解し直さねばならない、と気づかされた。
「目的」と「目標」の違い
目的と目標は目指すものという意味では同じだが、目的は最終的に成し遂げようとする事柄であるのに対し、目標は目的を成し遂げようするために設けた具体的な手段を言う。
つまり、目的という言葉の定義は、最終的に目指す到達点、つまり「終点」を意味している。
これに対して目標は、目的を達成するためにさしあたり設けた手段を意味している。
自分の場合、これまで目的だと思っていたアーリーリタイアは実は目標であることに気づいたのです。
つまり、アーリーリタイアは最終ゴールではなかった。
あくまで手段だった。
では最終ゴールは?
と言えば、
他人のペースでの生活からの卒業。
つまり自分のペースで生きられる環境で生活できること。
もちろん誰しも100%自分のペースで生きることなどできません。
ただこれまで22歳から30年以上もの長きに渡り、最低でも平日は8時間をはるかに超える時間、そして休日でも出勤や付き合い等で他人のペースで生きてきました。
つまり他人、いや会社から拘束、束縛されていた。
要は社畜だったわけです。
正直そんな生活に疲れ果ててしまった。
「いやいや、そんな大げさな事言わなくてもいいんじゃない?だいいち勤務時間が終われば自由の身でしょ?」
確かにそのとおりかもしれません。
さらに言えば、他人や会社のペースで生きることに何ら不自由を感じない方もおられることでしょう。
但し、たとえ勤務時間が終わろうと決して会社との関係が切れるわけではない。
これが当方にとって大きなストレスとなってのしかかっている。
のどに刺さって取れない小骨(時には大骨)のように24時間拘束感を受け続けている。
こんな風に考えてしまうのは個人の性格が大きく影響していることは確か。
ただこんな生活から脱却したい。
自分のペースで生きられる世界に身を置きたい。
勤続年数を重ねるにつれそんな気持ちがどんどん強くなっているのです。
ということで今回はちどうさんの本を読んでアーリーリタイアという目標を達成し、他人のペースでの生活からの卒業を強く意識した中年投資家なのでした。
<追記>
晴れてアーリーリタイアした後、(これまでどおり)家庭にて妻のペースで生きることに関してはそれほどの不自由を感じておりません。
会社に飼いならされることには激しい抵抗を感じますが、家で飼いならされることに関しては受け入れ可能。
そう、社畜と家畜は全く別物、ということです。
はちどうさんの人生の崇高な目的が気になる方は本書の64ページ以降をお読みください。
(家畜就任にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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