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たばこ大手のアルトリア(MO)が現地時間の4月30日に第1四半期決算を発表しました。
現在減損損失により2四半期連続赤字決算のこの銘柄ですが、果たして新型コロナウィルスの影響やいかに?ということで早速確認。
概要は以下のとおり。
売上高は以下セグメント別情報のとおり、シェアこそ落としたものの主力の紙巻きたばこ、無煙たばこがともに数量が増加、値上げ効果もあり金額は2ケタ増、全体でも13%の増収と好調でした。
また利益の方も売上数量の増加、そして値上げ効果によって会計基準ベース、そして減損等の特殊要因を除いた調整後の利益でも大幅な増益を達成しています。
尚、2020年の通期予想ですが、やはり他銘柄同様新型コロナウィルスの影響による不確実性により2019年期末決算時発表した予想、調整後1株利益$4.39 to $4.51を撤回しています。
今回の増収増益はロックダウン前のある意味駆け込み需要的な側面があり、今後経済の停滞が長引けばより安い商品の需要が増加する等、アルトリアにとって逆風となることは間違いありません。
但し、当方それほど心配はしていません。
その理由は以前からの配当政策である調整後1株利益の80%の配当性向が今回もしっかりと維持(明記)されていたこと。
ということで保有継続です。
(投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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