決算発表

ロイヤル・ダッチシェルの2020年第4四半期決算 予想外の減益も4%増配を発表

エネルギーメジャーのロイヤル・ダッチシェル(RDS.B)が現地時間の2月4日に第4四半期決算を発表しました。

前回の第3四半期決算でしっかりと黒字を維持したこの銘柄ですが、果たして今回はどうか?
 
ということで早速確認。

まずは会計基準ベースでの当期利益は以下のとおりとなっており、40億ドルを超える大幅な赤字に転落。

そして減損を含むいわゆる特殊要因を除外した調整後の利益でも以下のとおりOil Products(石油製品事業)の大幅な減益により第3四半期を大きく下回っています。

しかも売上、調整後1株利益共にアナリスト予想を下回った。

さらに注目のキャッシュフロー。

御覧のとおり第3四半期、前年同期に対して稼ぐ力を表す営業キャッシュフローが大幅に減少している。

そして投資の増加もありフリーキャッシュフローが激減。

以上残念な結果に終わっています。

しかし今回2021年第1四半期の1株配当をこれまでの1株当たり0.1665ドルから約4%増配の0.1735ドルとする予定であることを発表した。

さらに今回の決算で赤字だったUpstream(上流)事業ですが、このまま原油価格の上昇が続けば必然的に黒字転換する。

ということで、頼みの綱は原油価格、を再認識した中年投資家なのでした。

(OPECの政策に強く影響を受ける銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. あおば より:

    おはようございます。
    記事ありがとうございます。
    最近は、エクソンモービルの株価が上がっていますが、これは配当を維持することを発表したためだと思っています。
    シェルもなかなか頼もしいですね。
    最近原油価格が上がっていますので、次回の決算には期待したいですね。
    それと、日本以外はワクチンの普及が早いので石油が消費されるようになるのではと思っています。

    • naobito より:

      あおばさん
      おはようございます。
      原油価格、じわじわ来てますね。
      ワクチン接種ですがもやは日本だけが蚊帳の外といった状況で欧米、特にアメリカではものすごい勢いで接種が進んでいます。
      ということで今年はエネルギー銘柄復活の年になると良いですね。

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