コラム

私は○○○○の○○が○○○の○○○○○○○○○なった場合、いつでも米国株投資から手を引く覚悟があります。さて○に入る言葉を答えよ(○多すぎ!)

日米欧、世界の先進国はリーマンショック以降、そろって低金利政策を続けてきました。

しかし、ここにきて好調な経済を背景に米国は利上げに踏み切り、現時点では来年も3回程度の利上げを見込んでいますし、EUも欧州中央銀行(ECB)が量的金融緩和策の縮小を決めたことが先般報道されていました。また独自通貨ポンドを持つ英国も先日利上げを発表しています。

すると最近になってネットや新聞などの記事に「米国金利の上昇期待から高配当銘柄の妙味が薄れてきたため、株価が下落。」的な内容をみかけるようになってきました。

我々米国株投資家はここ数年は金利をあまり意識することなく米国株に投資していたわけですが、米国において来年以降も利上げが複数回続いた場合金利もにらみながら投資をする必要が出てきました。

とここまで書けば、タイトルの問題の○に入る言葉はおわかりでしょう。(えっ、わからん?(汗))

正解は

私はドル預金の金利が米国株の配当利回りより高くなった場合、いつでも米国株投資から手を引く覚悟があります。

となります。

ただ厳密にはこれでは少々言葉足らずで、実際はドル預金の金利が手取りベースで5%より高くなった場合をイメージしています。

よって正確には、

私はドル預金の金利が手取りベースで5%より高くなった場合、いつでも米国株投資から手を引く覚悟があります。

となるのですがこれだと○の総数が18個に対して19個になってしまい、さらに○が必要となってしまうためこのタイトルは断念しました、、、(って大して変わらん、、、)

以上は当方のように残りの投資期間がそれほど長くは取れず、米国株投資をアーリーリタイアのための手段としており、具体的にリタイア後の年間必要生活費(注:妻未承認)を設定しているという条件下での結論です。

さらにキャピタルゲイン投資家であればそもそも配当など眼中にないわけで、金利など気にしていない人が多いのではないでしょうか。

ただ米国株投資をする上で、インカムゲインかキャピタルゲインか、長期投資か、デイトレードのような短期投資か、にかかわらず株価に影響を与える金利動向はチェックする必要がある、これだけは普遍でしょう。

実は上記は2017年に書いた旧ブログ記事の抜粋です。

約5年の歳月を経た現在、当時と驚くほど状況が酷似していることに気がつきました。

で、今でも思いは変わらないのか?

つまり、

ドル預金の金利が手取りベースで5%より高くなった場合、いつでも米国株投資から手を引く覚悟があるのか。

自身に問うてみました。

その答えですが、

もはやその覚悟はありません。

もちろん現在の年齢を考えればよりリスクを抑えた投資をすべきであり、同じリターンが得られるのであればある意味元本保証されている債券に投資すべきであることは百も承知。

ただ自分にとって株式投資は何よりの趣味となってしまった。

一生投資を続ける気持ちが強くなってしまった、というかもはや株式投資を止めることなどできない。

これが5年の歳月を経た心境の変化であり現在の偽らざる気持ちです。

(金利上昇時の株式投資継続にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. みずほ より:

    なおびとさんには珍しいキャッチーなタイトルに、まず!
    答えを読んで、!!
    リンク記事の日付に!!!
    最終決定?に、ホッ!?

    • naobito より:

      みずほさん
      おはようございます。
      今回の記事はそだおさんからのリクエストにお答えしたものです。
      当時はブログをなんとか有名にしようと一生懸命気を引くタイトルを考えていたものです、、、(苦笑)

  2. そだお より:

    こんばんは

    この記事です。
    掲載ありがとうございます。
    2017年、5年前になるのですね。
    この頃から正直者さんのブログを見るようになりました。
    まんまと気を引くタイトルに引っかかったわけですね(笑)。

    ドル預金の金利が手取りベースで5%より高くなった場合だったのですね。
    状況は刻々と変わりますから考え方も変わるのが当然で、
    前にそう言っていたからと言って、その通りにしないといけないとは思いません。
    が、米国金利が上昇すると米国債やドル預金に乗り換える人も出てくるのかな?とは思います。
    金利から目が離せませんね。

    • naobito より:

      そだおさん
      おはようございます。
      旧ブログはもはや存在しないのですが、PCの中に原稿がたまたま保存されていました。
      今回の記事掲載で過去の自分の考えと現時点の考えとを比較することってとても重要だとあらためて思いました。
      その意味でそだおさんに大感謝です。(そして記事のネタを提供していただいた、という意味でも、、(笑))

  3. そだお より:

    大感謝ありがとうございます。
    正直者さんにはいつもお世話になっておりますので、少しでもお返し出来たらうれしく思います。

    過去の考えと比較することで新しいお考えが浮かびましたら、ご披露くださいませ。
    私を始めコメンテーターの皆さんがあれこれ書き込んでくださると思います。
    それを読むのがまた楽しみです。

  4. そだお より:

    こんばんは

    この記事にコメントを書く時がやってきました。
    ただいま米国債10年の金利が4.7%台(一時4.8%超え)
    ダウも日経も急降下。

    正直者さんは(私もですが)米国株投資から手を引く覚悟がなくなりましたが、米国債に乗り換えようと思う人が出てきているのかもしれませんね。

    今後の展開に注目ですね。

    • naobito より:

      そだおさん
      おはようございます。
      この記事は最初旧ブログで2017年に書き、その後2022年に今のブログで結論変更の記事を書いたんでしたね。
      そだおさんがおっしゃるとおり米国債に乗り換える投資家が出ていると思われます。
      それにしてもそだおさんは当方の過去記事に対する記憶力が尋常ではなくいつも感心しています。
      記事を書いた者としてありがたい限り、と思うとともに「こりゃヘタなことは書けない。」という緊張感も感じております。(笑)

  5. そだお より:

    こんばんは ストーカーそだおです。(笑)

    この記事は印象に残っています。
    ドル預金の金利が配当利回りより高くなった時どうなるんだろうかと、、、

    ドル預金ではなく国債ですが、アメリカは金利が高配当株の利回りレベルですもんね。
    一方、日本はまだまだ差がありすぎる。

    でも、もっと驚くのがアメリカの住宅ローン、30年固定金利が7%越えなんですね。

    正直者さんの記事はいろいろ考えるきっかけを与えてもらえますし、ウィニングチケットさんはじめコメンテーターの皆さんの書き込みも参考になりますのでいつも感謝しています。

  6. ウィニングチケット より:

    おはようございます。

    面白い記事にコメントがついているなぁと思ったら、そだおさんリクエストの利回りの記事♪
    米国債券の金利がどんどん騰がればいつかはリスクが大きい株式市場から徐々に資金が抜け出して債券市場へ流れ込むという近い将来は誰の目にも明らかですね。
    その金利も天井がFOMCが開催されるたびにどんどん騰がり続け、天井の時期も後ろ倒しへ。上へ上へ後ろへ後ろへ。。さて、いつ頃、どれくらいの金利が天井になるか、、、、FRBの予想もどんどん変更されていますね。あまりに当たらない予想に、『よそうはうそよ』『よそうはよそう』と中央競馬の馬券予想家の言葉をFRBの理事たちにも思わず当てはめたくなるほど。。

    債券市場の見立て
    想定金利

    2023年12月 5.43%前後⇒ピーク見通し
    2024年05月 5.10%前後
    2024年07月 4.80%前後
    2024年11月 4.40%前後
    2024年12月 4.30%前後

    今年の12月が政策金利天井を9月の最新のFOMCでは
    出していましたがさて、実際には私の予想ではまたまた
    後ろ倒しになり
    実際には2024年の前半から半ばが天井で、2024年秋の米国大統領選挙前に金利を下げて市場を好転させる作戦をとるとみています。さてどうなりますか。

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      よそうはうそよ』『よそうはよそう』とはうまいこといいますねぇ。ウィニングチケットさん予想は2024年の前半から半ばが天井ですが。となるとまだまだ株には期待が持てないということ。
      逆に言えば今が仕込み時かもしれませんね。

  7. そだお より:

    こんばんは

    ウィニングチケットさんは来年の前半から半ばが政策金利の天井と見ているのですね。
    大統領選もありますしね。

    米国債10年の金利が4.7%台、株価ヨコヨコのIBMの配当利回りと同じくらい。
    米国債2年の金利は5%を超えている。
    右肩上がりだけどマクドナルドは2.3%、急上昇のエヌビディアは0.03%の配当利回り。

    そんな折、ハマスがイスラエルを攻撃。
    何か世界中がきな臭くなってきた。
    5%もらえるなら暴落の危険もある株より手堅く国債で。
    って考える人は多い気がするんですよね。
    でも、株式市場はそう簡単には物事進まない気もするんですよ。
    予想は難しい、、、

  8. ウィニングチケット より:

    こんばんわ。

    短期的には、短期債券価格は今年から来年が底打ちで徐々に景気下支えで再び政策金利を下げてくるタイミングで債券価格も底打ちと見ています。
    中期には上がったり下がったりでしょうが、
    長期超長期的にはもうシンプルに債券と通貨はゴミで、金と株式、商品、不動産を持つものが生き残ると確信しています。

  9. そだお より:

    こんばんは

    ウィニングチケットさんのコメント。
    シーゲル博士の「株式投資の未来」を思い出します。
    長期投資には株が一番。
    (もちろん選ぶ銘柄によります)
    だから、下がったら買い増します。

    • naobito より:

      そだおさん
      おはようございます。
      奇しくも当方も株式投資の未来を思い出していました。
      優待銘柄といい気が合いますね。(笑)

  10. そだお より:

    ヽ(‘A)人(‘A)ノ ナカーマ!

    長期投資派には「株式投資の未来」が思い浮かびますよね。
    ゆっくりあせらずちょっとづつ増やして行きましょう。

    終わってみれば、日経は今年最大の上げ幅。
    米国の長期金利も低下。
    ほんと市場は読めないですね。

  11. ウィニングチケット より:

    日々の上がり下がりはわからないので、長期投資家は泰然自若。
    正直者さんのように自分の畑でも見守りながら、のんびりと四季を感じる晴耕雨読の生活に憧れますね。

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      こんばんは。
      当方は逆にウィニングチケットさんのような生活(特に外食を含む食生活)にあこがれますよ。
      お互いないものねだりなのかもしれませんね。

  12. ウィニングチケット より:

    こんばんは。
    自然に囲まれて美味しい空気と四季を肌で感じながらの畑仕事。憧れます。

    今日のグルメ外食は散歩がてら隠れ家の手打ち蕎麦屋さんに行って来ました。毎度毎度唸る程のこだわりの丁寧な仕事ぶり職人気質の蕎麦作品はまさに絶品。蕎麦も美味しいのですが、どんぶりも旨い。山葵が擦りたてで香りと味が感動モノです。

    https://x.com/winningtickets2/status/1713085182889299977?s=20

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      おはようございます。
      こちらXでアップされていましたね。
      そばが大好きなのでほんとうらやましいです。

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