日本株ではなく米国株に投資する場合の一番の違いは?
と言えば、
やはり為替。
ではないでしょうか。
そう、日本株のように円のまま投資するのではなく、いったんドルを購入して投資し、ドルとして保有する。
従って為替(変動)の影響を受ける。
つまり、円が安くなれば持株の時価は増加し、反対円高になれば減少する。
為替というリスクがある。
米国株に投資しない方の理由の中で、「円高になって保有資産が目減りするのが嫌。」
という方が投資年数の長い株式投資家であっても結構多いのではないでしょうか。
それどころか、
「何やかや言っても米国株の場合は円高になったら損するんだから為替が関係ない日本株に比べたら負う必要のない余計なリスクがあるわけで、結局円高になったら意味ないじゃん!」
と言う方も結構おられるようです。
確かに米国株の場合、為替変動という日本株にはないリスクを負っていることは事実。
特に現在のような久方ぶりの円安局面では将来の円高の可能性を心配するのももっともなこと。
しかし、米国株投資家、特にインカムゲイン長期投資家にとってはそのような発言は負け犬の遠吠えにしか聞こえない。
と言っても過言ではありません。
今さら言うまでもありませんが、インカムゲイン投資家の目的はあくまで配当金。
余剰資金の投資と配当を愚直に再投資することで、できるだけスノーボールを大きくすること、すなわち配当収入の最大化を目指します。
つまり再投資している間は配当を使うことはありません。(というか使ってはいけない。)
従って為替がいくらになろうが、例えば円が135円から100円にまで急騰しようが、結局ドルのまま再投資するのですから、全く関係がないのです。
「いやいや、そうは言ったって、いつかは配当を使う時が来るわけでしょ?その時円高だったらどうするの?」
確かにいつかはその配当を使う時、
つまりドルの配当を円に換える時が来ます。
しかしそれはあくまで目標配当額を達成した後。
当方の場合それを円金額で300万円(税引き前)に設定していた。
そして晴れて目標を達成した現在は円転して生活費に充当している。
ちなみに現在の年間配当額は手取りドルベースで20,000ドル程度ですが、例えばこの20,000ドルをいざ円に換えようと思ったら突如円高の暴風が吹いて1ドルが100円になってしまった。
すると円金額は現在の270万円(※1ドル=135円計算)から200万円にまで目減りしてしまいます。
「ほーら、だから言わんこっちゃない。円高で70万円が一気に吹き飛んだ♪」
って言われるかもしれません。
でも、当方からすれば200万円でも十分満足。
そう、たとえ270万円から70万減ったとしてもそれはあくまでたらればの比較の問題。
配当金だけで200万円もあれば十分。
いや、その配当と公的年金を合わせれば、十分、いや、十二分にゆとりある老後が送れると思っているのですがいかがでしょうか?
(配当のみを重視した投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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私が社会人になった1980年の為替が225円、それから 250円と78円の間での変動を経験しました。うち、34年は海外生活で、20年以上は円建ての給与だったので、現地での手取りは恐ろしく変動しました。これだけ経験したので、為替のリスクを取るのは全く怖くありません。なぜなら、「円安になるまで待つ」事ができるからです。今回の円安に際しても、来年末までの必要金額だけ円転し、資産の残りの8割は米ドルと香港ドルのままです。4年前に定年、無職になりましたので、株での運用は少なめですが、資金をドル転したレートが107円なので、今は勝手に増えてくれてます。後は、米ドルの定期預金金利が3年前の年2%程度に上がってくれたら、現預金を定期にします。昨年娘が米CAで家を建てたので、ローン返済の補助をするのが目下の目標です。
kizaさん
34年間の海外生活&20年以上海外で円建て給与であれば為替の変動が当たり前の感覚ですね。
十分な外貨資産があれば必要な資金のみ円転という手段を取れますし、預金金利次第で全額定期への変更も可能というわけですね。
ところで海外在住の娘さんのローン返済補助をされる目標とのことですが、やはり年間110万円以内に抑える計画でしょうか?
理想は、私から娘に110万円、妻から娘婿に110万円の合計220万円が現実的な上限でしょうかね。念のために、各々、120万と、あえて課税にするかも。ちなみに、米国の免税の贈与枠は一人あたり1万3千ドル/年です。2019年に香港から帰国する前に、娘に「(日本の非居住者10年以上の)今なら無税で贈与できるから、まとまった額を贈与しようか?」と聞いたのですが、「いらない、老後のために使って。」と言われたので、何もしませんでした。まさか、こんなになるなんてね。(コロナ、金利、ドル高、米国のインフレ・住宅価格高騰、等々。)
kizaさん
米国の免税の贈与枠は一人あたり1万3千ドルでしたか。
知りませんでした。
確かに2019年の米国インフレ・ドル高前かつ無税の時に贈与していれば、かもしれませんがこればかりは神のみぞ知るところですから。
こんばんは。
インカムゲイン、キャピタルゲイン、投資信託、ETF、
配当金、連続増配、配当貴族、複利のマジック、配当再投資、雪だるま、金のなる木、打ち出の小槌♪
これらの言葉達と出会えずに、
定期預金のままでずっと定年退職まで働いたら、、、
と今、思うとぞっとします。
それもこれも、株式投資と出会ったからこそ。
これからもじっくりと
年輪を刻むように複利を積み重ねていきたいと思います。
ウィニングチケットさん
本当に定期預金のままだったら、と思うとぞっとしますね。
そして60歳でリタイアすることは絶対にできなかったでしょう。
有り余る余剰資金を株式に投資できるウィニングチケットさんは自ら望めば50代でアーリーリタイアできるのでは?
こんばんは。
そうですね、アーリーリタイアもいいかもしれませんね。
職場環境は気に入っていますが限られた人生の時間
自分のための時間を早めに持って
やりたい事を行うというのも素敵かもしれませんね。
こんばんは。
今年は現物株式の運用と先物・オプション取引の運用成績よりも、勤務先のスタートアップのストックオプションの値上がりのパフォーマンスが圧倒的すぎてしょげくれています。
ただ、外資系ではあるものの、給料は円建てで固定なので円安の恩恵にはあまり預かれず。。。
既にもうガッツリ働かなくてもいい感じの資産に到達しそうではあるんですが、全くアーリーリタイアのアの字の発想も浮かんで来ないです。
生涯現役な人は案外仕事とオフの時間の区別があまりなく色々と手を広げてゴリゴリこなしていく人なのかもしれませんね。
ひろーさん
おはようございます。
資産形成上未来ある会社の場合ストックオプション制度は何よりの味方になってくれますよね。
全くアーリーリタイアのアの字の発想も浮かんで来ない、ということはそれだけ仕事に不満はないわけですから、充実した人生と言えるのではないでしょうか。