投資成功のヒント

「次は何を買おうかリスト」をアップデートしました。(2023年5月末時点) 皆さんの銘柄選びの参考になれば幸いです

早速ですが、定例の次は何を買おうかリスト(2023年5月末時点) を公開します。

まずはこちら。

こちらはトータルリターン(10年)が市場平均、Vanguard S&P 500 ETFのトータルリターン(11.96)を上回る銘柄のリストとなります。

トータルリターンとは

トータルリターン(Total Return)とは、一定期間内に投資商品への投資から得られる総合収益を指します。

これにはキャピタルゲイン(譲渡益)だけでなく、再投資された分配金(インカムゲイン)などが含まれます。

こうした利益の合計額を投資コスト(購入価格)で割ってパーセンテージで表すことが多く、総収益率ともいいます。

トータルリターンは、投資信託の運用成績を表す際に用いられます。

分配金を全て再投資したと仮定し、ある一定期間の分配金込みの基準価額の騰落率を年率で表します。

(SMBC日興証券HPより)

ここで注目はやはり堂々1位のブロードコム。

ただエヌビディアに引きずられる形での最近の株価爆上げ、具体的には1ヶ月で29%の上昇によって4月は3%だった配当利回りが2.3%にまで下がってしまったのは残念。

一方7位にランクインしたアッヴィは4.3%、さらに12位のベストバイに至っては5%と高利回り。

但しアッヴィはいわゆる2023年の壁、つまり主力製品ヒュミラの米国での特許が切れた、ということで4月27日の第1四半期決算発表時の今期予想は調整後1株利益が前期2022年の13.77ドルから約2割もの減益の10.72ドル~11.12ドルのレンジとしている点は注意が必要。

そしてベストバイの場合は5月25日に発表した2024年第1四半期決算発表において、会社コメントとして「前年2023年がテック需要の底になる。」との見通しを示したことは朗報ですが、いまだ正式に景気後退入りはしていない、という現状を考えるとやや楽観的過ぎると言えなくもない。

但し当たり前の話ですが景気は循環するわけで、いつの日か必ず回復に向かうことは歴史が示すとおり。

続いては配当利回りが4%を超えるリストになります。

配当利回り1位は相変わらずアルトリア(MO)。

その利回りは8.5%と株価下落により前月(8%)よりさらに上昇、普通に考えれば異常(危険)値と言えるのですが、現地時間の4月27日に発表した第1四半期決算は以下のとおりアナリスト予想との比較では残念ながら売上は予想を下回ったものの、調整後1株利益は予想と一致。

また今期2023年通期予想は、調整後1株利益で4.98ドルから5.13ドルと2022年の4.84ドルの実績に対して2.9%から6%の増益としており、インフレ等の厳しい経済環境下前回予想を維持しています。

さらに第1四半期は実施しなかったものの”2023年12月までの10億ドルの自社株買いに変更なし”としており、ホルダーにとっては心強い限りです。

ちなみに市場平均(SP500)に連動する代表的なETFであるVanguard S&P 500 ETFのトータルリターンは前述のとおり11.96となっており、4月同様IBMのマイナス値を始めベストバイとアッヴィ以外の銘柄が市場平均を下回っていることに注意を払う必要があるでしょう。

つまり高配当銘柄への投資は株価上昇には期待できない。

というある意味当たり前の事実を表していることになるわけですが、毎度毎度のコメントとなりますが高配当銘柄への投資はある意味”定期預金的投資”と割り切って考える必要があるとも言えます。

何はともあれ、本リストが皆さんの銘柄選びの参考となればこれに勝る喜びはありません。

(本リストやコメントを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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