リーマンショック以降好調な経済を背景に米国株式市場は10年以上の長きに渡り右肩上がり。
そしてシーゲルリストから銘柄選定し、米国株投資の道を歩み始めた当方、その後は企業の真の稼ぐ力(営業キャッシュフローマージン)、そして何より配当利回りを重視したインカムゲイン投資の道をひた走ることになります。
その後海外駐在時(単身赴任)に貯めたへそくりの投入効果(妻にはナイショ①)&自社株売却⇒米国株購入による効果(妻にはナイショ②)もあり、配当収入もこれに歩調を合わせるかのように順風満帆。
お陰様で2019年にはついに目標としていた年間配当収入300万円(税引き前)を達成することができました。
目標達成の一番の功労者(社)、それがエネルギー銘柄のロイヤル・ダッチ・シェル。(RDS.B)
300万円という配当を予想以上に早く達成できたのも、当方のポートフォリオで約3割を占めていたこの高配当銘柄のお陰だと言っても過言ではありません。
もちろん「一つのカゴに多くの卵を盛ってはいけない。」という格言は百も承知。
ただ窓際という会社での針のムシロ状態から1日でも早く脱出したかった、そう、できるだけ早くリタイアしたかった。
それがゆえのいびつなポートフォリオ。
つまりハイリスクなポートフォリオ。
ただこの時点ではこの戦法、つまり「一つのカゴに多くの卵大作戦」でうまく行っていた。
そしてありがちなのですが、「将来もうまくいくはず。」と錯覚した。
「よーし、次は400万円だぁ!」
と新たな目標をぶち上げ、向かう所敵なし状態の当方を襲ったもの。
それが新型コロナウィルスの世界的大流行。
2020年1月に中国武漢でその姿を現した新たな病はその後瞬く間に世界中に拡散し、まさに世界中の人々・国々をパニックに陥れたのです。
そして歴史的なあの瞬間が。
それが原油価格の大暴落。
しかも一時的とは言え、まさかマイナスの価格をつけるとは。
ただ日々暴落していく株価を前にしても当方は全く売却を考えなかった。
その考えの裏付けとなったもの、
それが、
「この銘柄が(なんと)第二次世界大戦以降一度たりとも減配したことがない。」
という事実。
「これまで70年以上の長きに渡り一度たりとも減配したことがないこの銘柄に、減配の二文字はあり得ない!」と高をくくっていた。
しかしそんな考えはこの未曽有の大天災の前では何の役にも立たなかった。
そして忘れもしない2020年4月30日、あの歴史的発表が。
そう、66%もの大減配。
「まっ、まさか、、うっ、うそだろ、、、だっ、第二次世界大戦、、、、(冷や汗×脇汗×滝汗)」
茫然自失状態の当方、すがる思いで何度リリース資料を見直してもその数字が変わることはない。(当たり前)
ただ我に返った当方、「減配銘柄は売却。」という自身の投資方針に従い、粛々と売却を行ったのでした。
そして後に残ったもの。
それは、
900万円近い売却損だったのです。
(続く、、、)
(過去の実績を妄信しての保有継続にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
おはようございます。
正直者さんのプログ記事で
最大の人気シリーズがついに再始動しましたね。
このシリーズをまだ未読の方々は第一回から
ゆっくりゆっくり楽しまれる事を
オススメします。
この回のロイヤルダッチシェルは、増配貴族ではないものの戦後ずっと数十年に渡りリーマンショックも
オイルショックもチャイナショックもITバブルも全て減配無しでこれまできたあのレジェンドがまさかの大減配を即座に出すほどの恐ろしい回ですね。
このロイヤルダッチシェルのおかげで私は高配当株からすっぱり足を洗い、成長株、増配株、インデックスをメインにするポートフォリオに明確に舵を切るきっかけになった、ある意味人生観を変えてくれた銘柄です。正直者さんのように何百万もの大きな損害は出ませんでしたが、私にとっては大変な額の授業料を支払った銘柄です。があれから早いもので一年以上が過ぎて、あの時のロイヤルダッチシェルに支払った授業料はあっという間に回収し、成長株、増配株、インデックスを中心とした今のスタイルを確立することが出来ました。むしろ、ロイヤルダッチシェルの大減配のおかげで高配当株のリスクと罠に気づけてとても良かったと思える今があります。
目の前の高配当に飛び付くのではなく、将来を見据えて今は成長株、増配株をしっかり育てる時期だと思い将来の高配当を楽しみに、、、
ウィニングチケットさん
おはようございます。
決して最大の人気シリーズではありませんが、自分なりに結構頑張って書いたので是非第1回から読んで欲しいです。
読んで欲しい最大の理由は、まさにウィニングチケットさんが書かれているとおり。
当方のような失敗をしないで欲しい。
当方の失敗から学んでほしい。
からです。
株式投資、特に個別銘柄への投資では地雷がたくさんあります。
いかにその地雷を避けながら投資を成功させるかが重要ですが、他人の失敗を知ることで確実にその地雷を避けることが出来ます。
その意味でも、履歴書シリーズは是非読んで欲しい。
そう強く思う次第であります。
こんばんは。
あれ、おかしいですねぇ。
このシリーズが歴史に残る名作編だと
認識しているのは少数派なのでしょうか(笑)
私もあらためてせっかくなので
第一回からまたゆっくり読み返したいと
思います。
引き続き連載を楽しみにしつつ(´ε` )
履歴書シリーズは久しぶりの更新でしょうか。
履歴、といえる年数が経ったのですね。暴落から1年半、早い様な短い様な・・ですね。
「減配はしないだろう」と投資家に思わせるだけの配当実績が、当時のRDSにはありましたね。
自分も今でも配当株を好んでおりますが、以前よりも分散&キャッシュフローを重視する様になりました。
暴落を乗り越え、こうしてお互い投資を続けられている事は嬉しいです。
履歴書シリーズ楽しみにしております。
あめさん
おはようございます。
ハイ、久しぶりの更新となります。
あめさんも配当株へ投資されているのですね、たとえ70年以上の長きに渡り減配していなくても集中投資は危険。
RDSはそのことを痛い程教えてくれました。
今後もお互い投資を続けられるよう、失敗を糧にしていきたいですね。
おはようございます
かつてなおびとさんのポートフォリオを見たときにRDS.Bについてはエネルギーを感じなかったので石油配当株を選ぶならシェブロンと連呼してましたが、思いの外早くに現実になってびっくりした記憶があります。
あれから一年ですか、早いですね。
ひろーさん
こんばんは。
先見の明があったということですね。
当方、遅ればせながら現在は配当権利取りでシェブロンを短期保有しています。
こんばんは
私もこのシリーズが好きな少数派です(笑)
2020年4月30日でしたよね、66%もの大減配。
よく読まれる記事の上位にいつもいる、2020年4月30日の記事、
【速報】ロイヤル・ダッチシェル戦後初、66%の大減配発表!でもろくも崩れ去った人生設計とは
を読み返しました。
皆さんの心境がコメント欄に残されていて、こちらも読みごたえがあります。
ロイヤル・ダッチシェルは、私も人生観を変える銘柄となりました。
ウィニングチケットさんと違ってまだ持っていますが、
成長増配銘柄投資に進んでいった点はウィニングチケットさんと同じです。
銘柄選択時にキャッシュフローを重視するようになったのはあめさんと同じです。
キャッシュフローの大切さをこのブログで学びました。
各自投資のやり方は違っても、退場することなく長く続けていきたいですね。
そだおさん
ツイッターの方でもいいねしていただきありがとうございます。
そだおさんはまだロイヤル・ダッチシェル、お持ちなのですね。
おっしゃるとおり、投資方法は人それぞれ、年齢や、収入、支出、人生の目標等違うわけですから。
ただ抑えるべき肝は共通していると思っています。
おはようございます。
少数派は声をあげないので少数派なだけで
正直者さんのプログ読者は皆様、このシリーズ大好きだと
思うのですが、、
そだおさんが言われていたこの記事またコメント欄見て見ました。あの当時の凄いリアルな空気感がコメント欄に残っていて
自分にとっても大きな大きな転機だったんだなぁとあらためて思い起こさせてくれました。
そう言えば、当時はスーパーマンにかけて
増配マーンが自分の中でとても流行ってました(笑)
懐かしいですね(笑)
https://naobito.net/dividend-decrease-rdsb-20200430/
ウィニングチケットさん
こんはんは。
お馴染みさんには好評のようで本当にうれしい限りです。
痛い目を見た時ほど過去を振り返りたくないものですが、そこでウィニングチケットさんのように振り返れるかどうか、冷静に学べるかどうかが投資成功のポイントのような気がします。