現地時間の7月21日、飲料大手のコカ・コーラ(KO)が第2四半期決算を発表しました。
今回の注目は第1四半期決算発表時、「新型コロナウィルスの4~6月(第2四半期)の業績への影響は甚大なものになる。」と警告したその甚大の程度。
ということで早速確認。
まず会計基準ベースでの数字は以下のとおり。
まず売上は警告通り新型コロナウィルスに伴う外食や映画館などでの需要が大きく減少したことから前年同期比で28%もの減収となりました。
そして地域別の詳細は以下のとおり。
御覧のとおり新型コロナウィルスの世界的大流行の影響からすべての地域で大きくマイナスになっている状況が見て取れます。(但し中国は好調だったとのこと。)
利益の方は特殊要因を除いたNON-GAAPベースで確認することに。
売上の大幅な減少から営業利益、1株利益ともに大幅な減益。
そして営業キャッシュフローマージン(6ヶ月累計))も大幅に悪化しています。
ということで、非常に残念な結果に終わっています。
但し残念なのは約3割にも達する減収減益の数字ではなく、発表当日の株価が下落しなかったどころか2%以上上昇したこと。
その理由は売上こそアナリスト予想を若干下回ったものの、1株利益は市場予想の41セントに対して42セントと上回ったから。
さらに販売数量が4月は約25%減だったのに対し、6月には約10%減、そして7月は現時点で1ケタ台半ばの減少と改善が見られることも追い風となったと思われます。
以前から書いているとおり、「いつかは買いたい銘柄」の筆頭として配当利回りが4%を超えたら購入、と思い続けているのですが、やはり人気銘柄、なかなか思うようには下がってくれませんね。
(思い入れの強い銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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