早速ですが、定例の次は何を買おうかリスト(2023年2月末時点) を公開いたします。
尚、以前は60を超える銘柄の配当利回り順のリストをアップしていましたが、より銘柄選びに即した内容にすべく前回から開示内容を一新しています。
まずはこちら。
こちらはトータルリターン(10年)が市場平均、Vanguard S&P 500 ETFのトータルリターン(12.20)を上回る銘柄のリストとなります。
ここで注目はやはり堂々1位のブロードコム。
トータルリターンの高さもさることながら配当利回りも3.1%と3%を超えている。
そして5位にランクインしたベストバイの利回りは4.3%と4%超え。
但しブロードコムについては主要顧客のアップルが2025年にブロードコム製のチップから自社製に切り替える見通しとなっていることから、将来への大いなる不安がある。
そしてベストバイの場合は今後米国において景気後退入りが確実視されている中で小売業という事業柄売上・利益の悪化は否めない。
その意味では奇しくも現地時間の本日3月2日に決算発表を予定していますので、その内容に大いに注目しているところです。
続いては配当利回りが4%を超えるリストになります。
配当利回り1位は相変わらずアルトリア(MO)。
その利回りは8%を超えており、普通に考えれば異常値と言えるのですが、現地時間の2月1日に発表した第4四半期決算は以下のとおりアナリスト予想との比較では残念ながら売上は予想を下回ったものの、調整後1株利益は予想を上回っています。
また注目の今期2023年通期予想は、調整後1株利益で4.98ドルから5.13ドルと2022年の4.84ドルの実績に対して2.9%から6%の増益としており、2023年12月までの10億ドルの自社株買いを新たに発表したことと考え合わせれば、少々売られ過ぎでは?と考えているところです。
さらに先日電子たばこ新興企業NJOYに対する買収を協議していることが判明。
以前ジュール売却報道もありましたしなんだか慌ただしくなってきました。
ちなみに市場平均(SP500)に連動する代表的なETFであるVanguard S&P 500 ETFのトータルリターンは前述のとおり12.20となっており、IBMのマイナス値を始めベストバイ以外の銘柄が市場平均を下回っていることに注意を払う必要があるでしょう。
つまり高配当銘柄への投資は決して株価上昇には期待できない。
というある意味当たり前の事実を表していることになるわけですが、以前から書いているとおり高配当銘柄への投資はある意味定期預金的投資と割り切って考える必要があるとも言えます。
何はともあれ、本リストが皆さんの銘柄選びの参考となればこれに勝る喜びはありません。
(本リストやコメントを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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おはようございます。
AT&Tはまたまた高配当なんですね。
だいぶ前にもっともっと超高配当だった頃に減配リスクもあり
撤退した思い出がありますが。
アルトリアも超高配当が続いていますね。
今のところは綱渡りでのホールドが正解だったようですが、コレからはどうなるか。チキンレースには参加させずに超高配当は遠目に眺めるくらいにしておきます(笑)
ウィニングチケットさん
おはようございます。
AT&Tは一時株価が上昇したのですが、また定位置の高配当に戻っています。(苦笑)
定期預金的役割を求めない限りアルトリアを始めとする高配当銘柄は遠目で眺めるのがベストな選択だと思います。