先日ねんきん定期便が届きました。
この定期便ですが、ご存知のとおり年1回誕生月に送付されてもので、若い方はほとんど意識していないと思いますが、50歳未満と50歳以上では記載内容が異なっており、
・50歳未満の方の場合は、これまで納めた保険料に対する年金の見込額。
一方
・50歳以上の方の場合は、現在の加入条件(所得水準)のまま定年(60歳)を迎えた場合にもらえるであろう年金見込額。
となっています。(ちなみに59歳の年にはこれまでのはがきではなく封筒での送付となっており、確認用として全期間の年金記録が同封されます。)
ちなみに紙での定期便受領前にネットで確認することができます。
当方の場合は60歳を超えておりかつすでにリタイアしている、ということで定期便に記載されている金額が65歳以降もらえる金額の目安となります。
目安と書いたのは現在の年金制度では「マクロ経済スライド」が導入されているから。
「マクロ経済スライド」とは
「マクロ経済スライド」とは、将来世代の年金水準を確保するため、公的年金被保険者の変動と平均余命の伸びに基づいてスライド調整率を設定し、その分を賃金と物価の変動がプラスとなる場合に改定率から控除するもので、この仕組みは平成16年の年金制度改正により導入された。
つまりインフレの場合年金額の増額が抑制されるわけで、実質的に受給額が目減りするということ。
まあこれは若い方の負担を減らすための措置、ということで個人的にはやむを得ないと思っています。
当方の場合60歳でのリタイア達成のため、リタイア後の綿密な資金繰り計画を立てる必要があったため、毎年この定期便は必ずチェックしており、もちろん今年の金額は想定内。
ただ、いざ実際リタイアしてこの金額をまじまじ眺めて背筋に冷たいものが走っています。
当方の年金受給額(厚生年金+国民(基礎)年金)は出世街道から外れたサラリーマン人生を歩んだため(汗)男性の平均額16万3,380円(厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」(令和3年度))よりやや少ない金額となっています。
ちなみに女性の平均額は10万4,686円ですが、妻はパート勤めが長いためこの金額にまったく届いていない。
でなぜ背筋に冷たいものが走ったかと言えば、
もし資産形成をしないまま60歳を迎えていたら、と想像してしまったから。
「65歳以降夫婦二人合わせて年金収入が手取りで20万円ちょっとか。これじゃあほぼ生活費で消えてしまうではないか、、、(汗) 家の修繕や車の買い替え費用他もろもろ考えたらとてもじゃないが60歳でリタイアどころか65歳以降も働くしかないではないか。」
と落胆したに違いありません。
ちなみに平均額に満たない我が家どころか、平均家庭の場合でも夫婦二人合わせて月額26.8万円ですから手取り(簡便的に85%で計算)で約23万円弱。
この金額でもやはり当方とそれほど変わらない結論になろうかと。
ということで、どうかこのブログのお読みの特に若い皆さんは60歳を迎えた時に実際に背筋に冷たいものが走ることがないよう、株式投資をベースとした資産形成に愚直に励んでいただけたらと思います。(って大丈夫ですよね?)
(アリがキリギリスの選択に当たってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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