3月8日にヘルスケア大手のファイザー(PFE)から配当金を受領しました。
ファイザーの増配タイミングは今回の支払い分となっており、すでにリリースされたとおり今回は前回の1株当たり0.38ドルから0.39ドルとなっています。
この銘柄を初めて購入したのがバイオ医薬品とワクチンに強みを持つワイス買収によるまさかの大減配(50%減配)直前の2008年という最悪のタイミング、しかしその後めげることなく2009年から2011年まで地道に買い増しを実施し現在に至ります。
これまでの配当金の積み上がり状況は以下のとおりとなっており、総投資額158.6万円に対する総配当受領額は約104万円、その回収率は66%にも達しています。
そのファイザーですが、後発薬を取り扱うアップジョン事業のスピンオフに伴い、新薬開発事業に特化した企業に生まれ変わっています。
そして2020年第4四半期決算では、売上は前年同期比で12%増と二ケタ増収を達成。
また1株利益ですが、特殊要因を除いた調整後の1株利益でも以下のとおり前年同期比で2ケタ増(+17%)となっており、順調なスタートを切っています。
しかしここ最近の株価(青がファイザー、赤がダウ平均株価)は右肩下がりの状況となっている。
その理由がこちら。
こちらは今年2021年の通期予想ですが、御覧のとおり今回新柄コロナワクチンの影響を表すべくワクチンの売上、調整後利益のインパクトを除外した数値も公表しており、このワクチンが全体に占める割合が売上で約25%(金額で150億ドル)、そして利益で約19%と非常に大きくなっている。
つまりこのワクチンが今後の業績に大きな影響を与えることになった。
そしてワクチンに関してはアストラゼネカやモデルナ、さらにはジョンソン エンド ジョンソンを始めライバルがひしめいている。
ということで、インカムゲイン投資家として増配維持に関してももはやワクチンの存在を無視することはできない。
と再認識した中年投資家なのでした。
(一つの製品への依存度が急激に高まった銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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