配当

モンデリーズが増配発表 この超地味な銘柄を保有する当たり前の理由

7月28日に食品大手、モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)が増配を発表しました。

モンデリーズと言っても日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、スナック、飲料、チーズ、加工調理済み食品、各種加工生鮮食品などを製造、販売する飲食品メーカです。

その社名は知らなくてもビスケットのリッツやキャンディーのホールズといった商品は一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。

この銘柄はもとをだどればクラフトフーズが、スピンオフによってクラフトフーズ・グループ(その後現在のクラフト・ハインツ(KHC))とモンデリーズ・インターナショナルに分かれた、という経緯があります。

リリースの内容ですが、これまでの1株当たり0.285ドルから0.315ドルへと10.5%もの増配。

ほとんど話題になることがない超地味なこの銘柄ですが、ディフェンシブ銘柄を代表する優良配当銘柄であり以下のとおり過去の増配率(支払日ベース)は見事と言うしかありません。

そして新型コロナウィルスの大流行で先行きがまったく見通せない中、今回もいつもと何ら変わらず2ケタ増配を続けてくれた。

さらにこの銘柄の場合これまでの業績が安心感を与えてくれます。

まずは売上高と1株利益の推移から。

ここ4年間は売上こそ横ばいとなっているものの、リストラの実施もあり利益の方は順調に増益となっています。

続いては営業キャッシュフローマージン。

こちらは2018年以降は15%台をキープしているのが見て取れます。

そしてこちら。

こちらはキャッシュフローの状況ですが、注目していただきたいのが紫の残額の部分。

営業キャッシュフローから設備投資、さらには配当を差し引いた残りの金額、残額(紫のグラフ)は常にプラスとなっており、上記増配が決して無理をしているものではないことがわかります。

そして今回発表した第2四半期決算(6ヶ月累計)を見ても、その数字に衰えが見られないどころか前年同期比で増加しているのです。

その人気の高さ、つまり配当利回りの低さゆえ買い増しはしていませんが、ホルダーとして今後も喜んで歩みを共にするつもりです。

(一見非の打ち所がない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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