ロイヤルティ・ファーマ(RPRX)が5月11日に第1四半期決算を発表しました。
企業概要
ロイヤルティ・ファーマはバイオ医薬品業界のイノベーションに対し資金提供を行う米国企業。
主に学術機関、病院の研究所および非営利団体などが研究したバイオ医薬品に関する特許を購入し、それらをイオテクノロジー企業や大手製薬会社へ販売することでロイヤルティ収入を得る。
ポートフォリオには商用製品のほか、開発段階の製品候補の特許も含まれる。本社所在地はニューヨーク。
(YAHOOファイナンスより)
この会社ですが、バイオ医薬品企業ではなくバイオ医薬品投資企業。
つまり投資会社。
このあたり非常にわかりにくくピンと来ないのですが、新薬を全部自前で開発できない大学や企業等に対して一部の特許を購入し資金提供を行っている企業であり、新薬の一部の特許を取得、新薬売り出し後、ロイヤリティの入金を得るビジネス。
一種の課金ビジネスであり従業員は少ないものの、新薬開発に関する豊富な知識を有しており参入障壁は高い。
前置きが長くなりましたが、決算概要は以下のとおり。
尚この銘柄の場合投資会社という性質上、キャッシュフローが業績を見る上でのメインの指標となります。
まず営業活動によるキャッシュフローは前年同期比で12%増。
そして一般企業の純利益にあたる調整後キャッシュ受領額は37%増と大幅な増益となりました。
さらに2021年の通期予想も合わせてリリース、以下のとおり上方修正しています。
以上、キャッシュフロー 〇、利益 〇、予想 〇 の好決算。
しかしこの銘柄の場合、昨年6月の上場以降株価の方はまったくさえない。
しかも現在の配当利回りは1.6%。
初値が高すぎた、という噂もありますが、ビジネスモデル的にも優れたこの銘柄のこと。
長い目で見ればきっと上昇していくはず。
そんな風に考えているところです。
(上場後株価がなかなか上昇しない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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