過去5回に渡りシーゲルリスト(ランキング)の銘柄のその後を追ってきましたが、この10年のトータルリターンを見る限りほとんどの銘柄が市場平均(S&P500)を上回ることができていません。
シーゲルリストとは?
ジェレミー シーゲルがその著書「株式投資の未来」の中で1957年から2003年までの長期にわたる期間のリターンについて上位20銘柄をピックアップしたリスト。
そこで今回は、それぞれのシーゲル銘柄とその銘柄が属するセクター全体との比較をしてみたいと思います。
対象としたのがヘルスケアセクター。
つまり、以下のシーゲル銘柄は同業の平均値に対してどうだったのか?
・2位 アボット ラボラトリーズ(ABT)
・3位 ブリストル・マイヤーズ(BMY)
・5位 ファイザー(PFE) - 18位のワイスを買収
・7位 メルク(MRK) - 15位のシェリング プラウを吸収合併
そしてヘルスケアセクターの平均値はバンガード社のVHT(バンガード・米国ヘルスケアセクターETF)を採用しました。
<VHT概要>
バンカード・ヘルスケアETFは、米国籍の上場投資信託。MSCI USインベスタブル・マーケット・ヘルスケア・インデックスに連動する投資成果を目指す。
指数を構成し、指数のウェイトと同比率で保持する株式に資産のすべてを投資する。
その結果がこちら。
御覧のとおり、10年のトータルリターンで見るとバンガード社のVHT(バンガード・米国ヘルスケアセクターETF)がすべての銘柄を上回っている状況となっています。
意外な結果、というのが正直なところ。
ただこの中で一番高いリターンを上げているブリストル・マイヤーズとてその株価をVHTと比較すれば、やはりこの結果に納得せざるを得ないのでした。
次回は他のセクターについて比較してみることとします。
以上ご参考まで。
まだ読んでいない方はこの機会に是非どうぞ。
株式投資の未来(by ジェレミー・シーゲル)と
(セクター平均との比較結果を妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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