公益事業銘柄のサザン(SO)が現地時間の2月17日に第4四半期決算を発表しました。
サザンと言っても何分マイナーな銘柄、ということでまずは企業概要から。
サザン(Southern Co)は、従来の電力会社及びSouthern Power Company(Southern Power)とSouthern Company Gasの親会社のすべての株式を所有し、その他の直接および間接の子会社を所有する持株会社である。
【事業内容】
公益事業会社であるAlabama Power Company(Alabama Power)、Georgia Power Company(Georgia Power)、Mississippi Power Company(Mississippi Power)のすべての普通株式を所有する。
主な事業は、伝統的な電力会社とSouthern Powerによる電力販売とSouthern Company Gasによる天然ガスの流通である。
セグメントには、ガス配給事業、ガスマーケティングサービス、卸売ガスサービス、ガスパイプライン投資およびその他すべてが含まれる。
(SBI証券より)
概要は以下のとおり。
売上は燃料費の増加や前年同期が新型コロナの影響を強く受けたことにより、前年同期比で13%の増収。
一方利益の方は1株利益で会計基準ベースでは-0.20ドルの赤字に転落、特殊要因を除いた調整後の利益でも前年同期の0.47ドルに対して0.36ドルと23.4%の減益となっています。
但し市場予想との比較は以下のとおりとなっており、売上、調整後1株利益ともにアナリスト予想を上回りました。
また、合わせて発表された2022年の通期予想ですが、調整後1株利益は3.50ドルから3.60ドルと前期2021年の3.41ドルに対して2.6%から5.6%の成長を見込んでいます。
業種柄と言ってしまえばそれまでですが、この銘柄の特徴と言えば何と言ってもその安定した、というか判で押したような増配率。
さらに意外に知られていないのですが、サザンはこれまで70年以上の長きに渡り配当を支払い続けているばかりか、一度たりとも減配をしたことがない。
という確固たる実績があります。
現在(2月17日時点)の配当利回りは4.1%。
将来のことは誰にもわからない、とは言え、公益事業という業種を考慮した場合、過去の実績が将来に対する安心感を与えてくれることだけは確かではないでしょうか。
(原発の建設を進めている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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