通信大手のベライゾン(VZ)が現地時間の9月5日に配当のお知らせをリリースしました。
この銘柄のここ最近の増配率は?と言えば、2016年以降毎年判で押したように四半期で1.25セント(年間5セント)ずつ増配の低位安定というか低空飛行状態。
で、今回のリリース内容は以下のとおり。
・ベライゾン・コミュニケーションズの取締役会は本日、発行済み株式1株当たり69セントの四半期配当を発表しました。
・これは前四半期から1株当たり1.25セントの増配となります。
・この四半期配当は、2025年10月10日の営業終了時点の株主名簿に記載されている株主に対し、2025年11月3日に支払われます。
残念ながら、というかやはり今回も以前同様、四半期ベースで1.25セントの増配となりました。
ちなみに今期第2四半期の後払い携帯契約数は約5万回線の純減となっており、ライバルAT&Tに大きく水をあけられています。
但し、光ブロードバンドは堅調な成長を見せている。
さらに今年の5月、同業のフロンティア・コミュニケーションズ・ペアレント社(FYBR)の買収について規制当局の承認を得たことも大きい。
来年の買収完了により光ファイバー回線サービスの顧客基盤に新たな顧客が加わることになるばかりか、携帯サービスと光ファイバーブロードバンドサービスをセット販売することで解約率の低下が期待できる。
つまり将来への期待が全くないわけではない。
また現在の配当利回りは6.1%と非常に高い上に増配が途切れた上に配当維持を継続中のAT&Tと違い、これで19年連続増配を達成。
そして当方の場合、この銘柄が株式資産全体に占める割合はわずか1%にしか過ぎない。
ということで、将来の巻き返しに期待しつつ増配を継続する限り保有を継続するつもりです。
(連続増配継続中も増配率が毎年逓減を続ける銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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アメリカは日本と違い通信インフラが過保護に守られてないのですね
AT&TやベラをNTTやKDDIと同じノリで考えてしまうと物足りなくなりますがある意味アメリカは競争が働いてるということでしょうか
メロリンさん
おはようございます。
通信事業に限らず米国の方がはるかに競争が働いていることは確かです。
それは例えばNTTにいまだ政府が3割を超える出資を保っていることからも明らか。
日本よりも通信がコモディティ化していで特段付加価値がない業界なのかも知れませんね