通信大手のAT&T（T）が現地時間の4月8日にワーナーメディア事業のスピンオフ完了を発表しました。
スピンオフ完了によって現地時間の4月11日（月）からワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー社（WBD）の取引が開始され、AT&Tの株主はAT&T株1株当たり0.241917株を受領することになったわけですが、4月12日に当方のSBIの口座を確認したところ、WBD株の入庫はありませんでした。
そして入庫がない上にAT&T株の方はスピンオフによりメディア事業のWBDへの移管を反映して株価が調整、つまり目減りしてしまいましたので、何の取引もしていないのにたった1営業日で保有資産総額が大きく減少、という事態になってしまいました。
ただこんな光景を目にしても当方全く動じず。
その理由は昨年のIBMでの経験があったから。
IBMは昨年、ITインフラの構築・運用を担う「グローバル・テクノロジー・サービス事業」を分社化して新会社、キンドリル（KD）を設立したわけですが、そのキンドリルも取引開始時点で入庫していなかった。
この時は、取引開始後即行で売却しようと考えていたこともあり、「なっ、なぜキンドリルが入庫されない、、、」と焦り、早速SBI証券に問い合わせを行ったのでした。
ちなみにその時のやり取りは以下のとおり。
Ｑ（当方からの問い合わせ）
保有しているIBM株ですが、現地時間11/4からスピンオフしたキンドリル（KD）の取引が開始されているはずですが、いまだ口座にキンドリル株が表示されていません。
お手数ですが理由をご教示ください。
Ａ（SBI証券からの回答）
お問い合わせの件につきまして、ご回答申し上げます。
インターナショナル ビジネス マシーンズ（IBM）につきましては、11/4を権利落ち日として、IBM株式5株に対し、Kyndryl Hodings Inc社（KD）株式1株を割り当てされるスピンオフが行われておりますが、現時点で当社でのKD株式の入庫は未定です。
現地側で入庫が確認できましたら、お客様の外貨建口座へ反映させていただきますので、いましばらくお待ちいただきますようお願いいたします。
また、当社では、手続き後、インターナショナル ビジネス マシーンズ(IBM)株の取得価額を記載した「払出通知書」、および金銭交付を記載した「外国株式等 株式分割・権利売却等のご案内」を交付を予定しております。
で、結果的に稼働日で2日ほど経ってから入庫されていた。
日本で米国株取引を行っている以上、残念ながらある程度のタイムラグがあるのは致し方なし。
と割り切って今回も気長に待つことにいたします。
以上、ご参考まで。
（スピンオフ直後の売却にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。）
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