今回は持株の売り時について考えてみたいと思います。
株式投資で最も難しいのがこの売リ時。
正直買うのは簡単。
資金がありさえすれば買うことにそれほど躊躇はない。
なぜなら(結果はどうあれ)自分が購入するに値すると判断した銘柄を購入するわけだから。
一方売却は悩む。
それは買値に対しプラスになっている時でもマイナスになっている時でも同様。
プラスであれば、「売った後もっと上がるんじゃないだろうか?」
一方マイナスであったらあったで、「売った途端にいままでの長きに渡る下落がうそのように上げに転じるんじゃないだろうか?」
心は強欲と恐怖の間を行ったり来たり。
だからこそ、例えば「買値に対し50%上(下)がったら必ず売却する。」等の機械的な基準を設けることが推奨されることになる。
この売り時に関して、以前読んだ「千年投資の公理(パット・ドーシー著)」では正しい売却理由として以下4つを挙げています。
①(例えば新製品に過度な期待をかけ過ぎた等)自分が間違っていた(ことがわかった)
②ファンダメンタルズが大幅に悪化した
③他にもっと良い投資先ができた
④ポートフォリオの中で大きくなり過ぎた
今年1月に半導体大手のブロードコム(AVGO)を売却した当方ですが、売却理由は株価の大幅な上昇に伴い配当利回りが1%程度にまで低下していたため。
また株式資産全体に占める割合が15%を超えていた。
つまりより利回りの高い優良配当銘柄へ乗り換えるとともにリバランスするための売却だった。
その意味で言えば上記の③と④が該当することになり、正しい理由に該当することになる。
そう、自分は決して間違ってはいなかった。
売却後ブロードコムのチャートを気にしながら、自分を納得させているインカムゲイン投資家なのでした。(汗)
P.S.
バフェット氏の投資を理解するうえで欠かせない「経済的な堀」が知りたいならやはりこちらの本。
(売却の判断にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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正直者さん、こんばんは
昨日今日と耳が痛いです。
買い値をケチって、何度遠いところに行ってしまった高値を涙ながらに見上げたものか、、、
売りは①が難しい。
何故か、間違っていたと気づいて売った時は底値!
現場猫の気分です。 「どうして…」
そだおさん
おはようございます。
買値をケチる⇒おっ、そだおさんもお仲間でしたか。
売り①⇒そうなんですよねぇ、気づくのが遅いというか根拠のない正当化とプライドがじゃまをして売り時を見誤ってしまう。
「間違った。」と売ったその時底値です。 投資家川柳にありそう、、、