銘柄研究

本来持っていてはいけない銘柄、IBMとAT&Tを保有し続ける理由

現在保有する米国株式は21銘柄。

実はその中で本来持っていてはいけない銘柄が2銘柄あります。

それがIBMとAT&T(T)。

その理由ですがこちらの表をご覧ください。

これは両銘柄の過去の増配率の推移となりますが、御覧のとおりIBMの増配率は2020年以降は毎年0.01ドルの増配でたった0.6%。

そしてAT&T(T)に至っては増配ゼロが続いた後、ついに昨年は一株当たり0.52ドルから0.2775へと46.6%もの大減配を実施した。

配当、というか増配を重視するインカムゲイン投資家として大減配を実施したAT&Tはもとよりほぼ増配していないに等しいIBM、つまり自身のセオリーというか定石に反した銘柄は保有するに値しない銘柄と言える。

しかし当方、売却することなく保有している。

「ってとっとと売ればいいだけなのに一体なぜ?」

その理由は配当利回り。

現在のIBMの配当利回りは4.7%、そしてAT&Tに至っては5.8%と非常に高い。

仮にこれら2銘柄を売却した場合売却資金で購入する新たな銘柄の配当が下回るようでは具合が悪い。

つまり仮に単純にそれぞれの売却資金で2銘柄を購入することを前提とした場合、上記の利回り以上の銘柄を購入する必要がある。

となるとなかなかこれは、という銘柄が見つからない。

具合が悪い、と書きましたが実は銘柄を入れ替えることで配当が減ってしまうことに非常に強い抵抗感がある。

これ、長年に渡りインカムゲイン投資をしている中で醸成された感情ではないかと思っていますが、同じインカムゲイン投資家であれば理解していただけるのではないかと。

もちろんこの感情に合理性がないことは百も承知。

いわばインカムゲイン投資家にありがちな、というかインカムゲイン投資家が陥りやすい”高配当利回りの呪縛”と言ってもいいかもしれませんが、ただこの感情はそう簡単に取り除けるものではない。

ということで、

・優良増配銘柄が業績とは関係なくまたま大手投資機関の大量売り等が出て一時的に株価が暴落し、上記2銘柄並みにまで配当利回りが急上昇。

・そのタイミングをとらえて上記2銘柄との入れ替えを行う。

というシナリオ(妄想とも言う)を考えて(抱いて)いるところです。

妄想とは言え可能性は決してゼロではありませんから、今後も未保有の優良配当銘柄の株価等のチェックは決して怠らないつもりです。

(自身のセオリー(定石)に反した銘柄の保有についてはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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