銘柄研究

ジョンソン エンド ジョンソンが新型コロナワクチン最終治験を再開 は朗報だが相変わらず重要視しない理由

ジョンソン エンド ジョンソンが現地時間の10月23日、新型コロナワクチンの臨床試験再開に向けて参加者を募る準備を進めていると発表しました。

すでにお伝えしたとおり、JNJは10月12日に治験参加者1名に原因不明の疾患が発生したことが原因で最終治験の中断を公表していました。

【速報】ジョンソン エンド ジョンソンが新型コロナワクチン最終治験中断 でも全く気にせずホールドする理由現地時間の10月12日、ヘルスケア大手のジョンソン エンド ジョンソン(JNJ)が新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)を一時中断...

今回のリリース内容(抜粋 ※管理人勝手訳)は以下のとおり。

ワクチン開発を監督する独立したデータ安全監視委員会は、治験の募集を再開することを推奨しています。

米国食品医薬品局(FDA)との協議に続いて、機関審査委員会による承認の提出を含む、米国での治験を再開するための準備が現在進行中です。

臨床試験プログラムを再開するために、世界中の他の規制当局との話し合いが進んでいます。

1名の治験参加者が経験した深刻な症状を徹底的に評価した結果、現在まで明確な原因は特定されていません。

症状を引き起こした可能性のある多くの要因があります。

これまでに収集された情報と独立した専門家の意見に基づいて、当社はワクチンが症状を引き起こしたという証拠を発見していません。

ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、人々の健康と安全以上の優先事項はありません。

私たちの主な目標は、参加者と私たちの治験に関与するすべての人々の安全、幸福、プライバシーを確保することです。

フェーズ3治験は、60歳以上の一部を含む18歳以上の最大60,000人の成人を対象に、ワクチンの単回投与とワクチンの安全性と有効性を評価するために設計された臨床試験です。

奇しくも英国製薬大手アストラゼネカが同日、米国で中断していたワクチンの治験を再開したと発表したわけで、これは朗報です。

開発が成功裏に終わらないのが当たり前の新薬開発では、候補が多ければ多い程良いのが当たり前。

11月下旬に米当局に緊急使用許可を申請することを予定しているファイザー、そして年内に緊急使用許可を申請する可能性があるモデルナを含め、これらのワクチンのうち1つでも安全性が確認できれば、と期待しています。

米ファイザー、11月下旬にコロナワクチン緊急許可申請 が意味するもの製薬大手ファイザーが10月16日、ビオンテックと共同で開発している新型コロナウイルス感染症ワクチンについて、11月下旬に米当局に緊急使用...

もちろん個人的は現在ホルダーとなっているジョンソン エンド ジョンソンとファイザーが開発に成功すればこれに越したことはありません。

ただ万一うまくいかなかったとしても、ジョンソン・エンド・ジョンソンを手放すことはないでしょう。

なぜなら今回のワクチンの開発は新薬の開発の中の一つでしかないから。

ましてやコロナワクチンに関して言えば、(少なくとも当面は)採算は考えていないでしょう。

ということで、今回の報道に一喜一憂しないし、重要視もしない。

当方が重要視しているもの。

毎度毎度で恐縮ですが、それはこの銘柄の(会社全体としての)稼ぐ力。

ということになります。

(最終治験が佳境を迎えている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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