食品大手のモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)が現地時間の1月30日に第4四半期決算を発表しました。
企業概要
モンデレ(リー)ズ・インターナショナルは食品・飲料メーカー。スナック、飲料、チーズ・調理済み食品を扱う。
主要製品は「オレオ」・「ナビスコ」クッキー、「LU」ビスケット、「ミルカ」チョコレート、「トライデント」ガム、「タング」粉末ドリンクなど。
製品は165カ国で販売される。(YAHOOファイナンスより)
まずこちらがGAAPベース、いわゆる会計基準ベースでの概要となります。
売上は、前年同期比で2022年のリコリーノ買収による売上増、および短期代理店契約による売上増等により既存事業売上が9.8%増、全体では7.1%の増収となりました。
そして利益ですが1株利益は、前年同期比で66.7%の増益となっていますが、その主な理由は、欧州委員会の法的問題による影響の減少、事業売却益、通貨および商品デリバティブの時価評価による有利な影響等によるものであり、特殊要因を除いた調整後1株利益は、以下のとおり前年同期の0.73ドルに対して0.84ドルと15.1%の増益となっています。
次にアナリスト予想との比較ですが、以下のとおり売上は予想とほぼ一致、そして調整後1株利益は予想を上回りました。
最後に注目の2024年通期予想ですが、既存事業売上は3%~5%の増収、調整後1株利益は1桁台後半の増益、そしてフリーキャッシュフローは35億ドル以上としています。
以上、通期予想に関して、「地政学的な不確実性の結果、通常よりもボラティリティが大きくなっていることを踏まえたものである。」としており、2023年に対して成長鈍化の見通しとなっていますが、それでも増配余地は十分ある。
ということで、
売上○△、利益○、予想△ = ホールド
とします。
(ドル高やインフレの影響を強く受ける銘柄への投資に当たってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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