以前の記事で小中学生向けの集団指導塾等を運営する早稲田学習研究会 (5869)が気になり始めている、と書きましたが、この度ホルダーの仲間入りとなりました。
【上場】2023.12
【特色】小中学生向けの集団指導塾『W早稲田ゼミ』を北関東軸に展開。高校生向け集団塾、個別塾も
【単独事業】ゼミ74、ハイ19、ファースト個別7 <23・3>
【堅 調】開校3。集団塾は主力の小中学生堅調。役員退職金の繰入減額2億円が利益押し上げ営業増益。25年3月期は開校3~4。賃料、採用費膨らむが授業料値上げ寄与し小幅増益。配当性向50%以上基準。
【上 場】調達1・3億円は埼玉、栃木への開校資金に。上場で社会的信用高めて採用効果狙う。未開拓な小学校低学年向けの新コースを今春開設、顧客確保を早期化。
【業種】 他個人サービス・製品 時価総額順位 52/118社
【比較会社】4720 城南進学研,2179 成学社,9778 昴
(会社四季報より)
5月15日に公表した2024年3月期決算は、以下のとおり売上は主に小学生、中学生を対象とした教育事業を展開するゼミ部門で5月に上尾校(埼玉県上尾市)、10月に岩槻校(埼玉県さいたま市)、北越谷校(埼玉県越谷市)の3校舎を、主に個別指導を対象とした教育事業を展開するファースト個別部門では2月に越谷レイクタウン教室(埼玉県越谷市)を開校した結果60拠点となり、6,463百万円(前事業年度比5.8%増)を計上。
また6月に役員報酬の改定に伴う役員退職慰労引当金繰入額238百万円の減額を行ったことにより、営業利益は1,452百万円(前事業年度比18.1%増)、当期純利益は1,073百万円(前事業年度比28.0%増)と増収増益決算となっています。
尚、第3四半期決算時開示した前回予想に対しては、以下のとおりほぼ予想並みの数字となっています。
ただ今期2025年3月期予想は少々問題。
以下のとおり売上は6,928百万円と7.2%増を見込むものの、営業利益1,336百万(8.0%減)、そして当期純利益は960百万円(10.5%減)と増収減益予想。
にもかかわらず配当は配当性向を上げる(49.7%⇒58.5%)ことで、前期の1株当たり52.80円から4.2%増配の55.00円を予定している。
購入時点の予想配当利回りは5.1%となんと5%を超えていた。
そして借入金ゼロの無借金経営と財務内容も良い。
もちろん少子高齢化が進む我が国日本でこの業界は限られたパイの奪い合いの状況。
成長性を言う観点から見れば疑問符が付くことは百も承知。
ただ今回の投資額が株式資産全体に占める割合は1%をはるかに下回る。
リスクは十分認識しているつもりです。
(成長性に疑問符が付く業界に身を置く銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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