銘柄研究

斜陽産業代表のニューコアにあえて注目した理由

以前ジム・クレーマー氏の「GOリスト」の紹介記事の中でニューコア(NUE)についてふれました。

ジム・クレーマー推薦の「GOリスト」銘柄を別の角度から眺めたら見えたものとは?8月17日付のSBI証券の米国株レポートでジム・クレーマー氏の「GOリスト」が紹介されていました。 ジム・クレーマー氏は米国株投資...

47年連続増配を続ける配当貴族銘柄、という観点から注目したわけですが、実は当方この銘柄に関してはこれまで完全にノーマークでした。

その理由がこちら。

企業概要

ニューコアは米国の鉄鋼メーカー。熱延・冷延鋼板、鋼板、構造用鋼、鋼棒を扱う。

また、鋼鉄梁、大梁、鉄甲板、冷間仕上げ鋼材、留め金、建設用鋼材、軽量鉄骨枠、鋼製グレーチング、エキスパンドメタル、ワイヤー、金網などを製造。

その他に、直接還元鉄の製造、金属・非鉄金属、銑鉄の売買のほか、合鉄金の供給や鉄鋼・非鉄鋼屑の処理を行う。

(YAHOOファイナンス)

そう、ニューコアは鉄鋼メーカー。

鉄鋼と言えば斜陽産業の代表。

「今さら鉄鋼、しかも米国の鉄鋼銘柄なんて。」という思いがあったことは事実。

ただ今回あえてこの銘柄に注目してみました。

まずはいつものとおり売上の推移から。

2017年、2018年となんと20%以上の伸びを見せたものの昨年は10%近い減収となっています。

また1株利益はトランプ政権誕生後は2018年までは順調に右肩上がり。

では営業キャッシュフローマージンは?

こちらはトランプ減税の恩恵を受け、2017年以降右肩上がりとなっています。

うーむ、やはりトランプの「make America great again!」は本当だったのか。

但し注目の配当は連続増配は続けているもののその増配率は直近2019年を除けば極めて低い、まさに申し訳程度である意味連続増配とは名ばかり。

ただ当方、この銘柄を「次は何を買おうかリスト」に入れることを考えています。

その理由がこちら。

そう、キャッシュフロー。

2017年までは右肩下がりだったものの、その後はトランプ減税の効果もありその残高は増加している。

さらに素晴らしいのがこちら。

有利子負債残高の安定感。

つまり財務の安定感が見て取れる。

トランプもそうですが、仮に次期大統領がバイデンになったとしても、対中国政策で弱腰になることない、つまり自国産業保護の姿勢が変わることはないでしょう。

となれば斜陽中の斜陽産業にある鉄鋼銘柄をあえて保有するものありかな。

などと思い始めているところです。

(斜陽産業への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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