決算発表

ペプシコ(PEP)の2024年第2四半期決算 売上△✕、利益○、通期予想△でもホールド

現地時間の7月11日、食品大手のペプシコ(PEP)が2024年第2四半期決算を発表しました。

その概要は以下のとおり。

まず売上高は前年同期比で0.8%の増収(為替の影響は-1%)。

第1四半期と同様、商品価格を平均5%引き上げた一方、全体的な販売量は3%減。

セグメント別に見ると北米クエーカー・フーズが18%減(数量17%減)とやはり製品回収の影響が足を引っ張っています。

次に1株利益ですが、会計基準ベースでは前年同期の1.99ドルに対し2.23ドルと12.1%増。(但しペプシコの決算資料では13%増となっています。)

また特殊要因を除いたNON-GAAPベースの1株利益では以下のとおり前年同期の2.09ドルに対し2.28ドルと9.1%の増益となっています。(但しペプシコの決算資料では10%増となっています。)

またアナリスト予想(FactSet consensus) との比較では売上は予想を下回ったものの、調整後1株利益予想を上回っています。

最後に注目の2024年通期予想(NONーGAAPベース)ですが、以下のとおり売上(通貨変動や買収などの影響を差し引いた実質売上)は前回予想の少なくとも4%増に対し4%と実質引き下げた一方、調整後1株利益は前年の7.62ドルに対し8.15ドルと7%の増益予想を維持しています。

以上、引き続きクエーカーフーズの製品回収の影響から四半期としては珍しい売上予想の実質引き下げとなったこの銘柄ですが、保有を継続します。

その理由ですが、インフレの継続という厳しい状況下でもしっかり利益を上げ、増益を確保していること。

そして少なくとも22四半期連続で市場予想(ファクトセット)を上回って来たこと。

クエーカー・フーズに関し、「リコール商品の生産再開は進んでおり、リコールによる収益の痛手は今後数ヶ月で「緩やかになる」と予想している。」

という経営陣の言葉を信じたいと思います。

ということで、売上△✕、利益○、通期予想△でもホールド

です。

(何やかや言ってもトータルリターン(10年)が市場平均を下回る銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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