リース大手の三菱HCキャピタルが11月14日に2025年3月期第2四半期決算を発表しました。
【特色】三菱UFJグループ。日立キャピタルと21年4月統合。リース首位級。M&Aで海外展開加速
【連結事業】カスタマー54(4)、海外地域22(4)、航空11(13)、ロジ6(14)、不動産5(13)、環境エネ2(15)、モビリティ0(73)【海外】39 <24・3>
【最高益】子会社の決算期変更で純益94億円増。旅客好調な航空機が牽引。海上コンテナ堅調、鉄道貨車も上向く。米国の商用トラックの回復遅れ、不動産売却益の大幅減こなし営業増益。最高益更新。連続増配。
【脱炭素】水素社会の到来見据え、宮古島で地産地消型の水素製造実証実験を開始。提供するリース物件が低炭素設備であることを第三者評価で証明するサービス開始。
【業種】 リース・消費者金融 時価総額順位 1/16社
(会社四季報より)
概要は以下のとおり。
売上は前年同期比で13.5%の増収、また営業利益(+58.7%)、経常利益(+55.9%)ともに50%を超える増益。
そして(親会社株主に帰属する)中間純利益は、環境エネルギーセグメントと海外地域セグメントにおいて貸倒関連費用が増加したものの、連結子会社であるJSA International Holdings, L.P.およびその子会社の決算期変更にともなう決算取込期間の調整による、期初計画織り込み済みの増益効果に加え、航空セグメントとロジスティクスセグメントの好調な業績推移などにより、(親会社株主に帰属する)中間純利益が前年同期比89億円(17.0%)増益の617億円となりました。
尚、通期予想については進捗率は45.7%にとどまっているものの、航空セグメントやロジスティクスセグメントにおいて期初計画を上回る業績を見込むことや、下期に環境エネルギーセグメントにおいても期初計画を上回る売却益を見込むことなどから、前回予想の(親会社株主に帰属する)当期純利益1,350憶円を変更していません。
また年間配当についても40円を修正していません。
以上、配当、通期予想の(上方)修正はなかったものの、8%増配に向け中間期実績が売上、利益ともに前年同期を大幅に上回ったばかりか直近3ヵ月の実績である7-9月期会計期間の経常利益が前年同期比89.0%増の551億円に拡大し、営業利益率が前年同期の6.0%から9.9%に大幅改善したことは朗報でしょう。
ということで、
実績〇、通期予想△ で保有継続です。
(連続増配銘柄への妄信的投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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