1月15日に食品大手、消費者向けのスナック食品・飲料製品の製造・販売を行うモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)からの配当金が入金しました。(尚、この銘柄の日本語での名称ですが、モンデレズ(YAHOOファイナンス)やモンダリーズ(SBI証券)としている会社もありますが、当方は日経新聞やGoogleに準じています。)
モンデリーズ・インターナショナル(Mondelez International Inc)はスナック会社である。
【事業内容】
チョコレート、ビスケット、焼き菓子の製造・販売を中核事業とする。
また、ガムやキャンディ、チーズ、食料品、粉末飲料など、隣接する地域に関連するカテゴリーで追加事業を行う。
そのポートフォリオには、「Oreo」、「Ritz」、「LU」、「Clif Bar」、「Tate’s Bake Shop」ビスケットやベイクドスナック、「Cadbury Dairy Milk」、「Milka」、「Toblerone」チョコレートなど、グローバル及びローカルブランドが含まれる。
(楽天証券より抜粋)
モンデリーズの場合増配タイミングは前回10月の支払い時ということで、今回も前回同様1株当たり0.47ドルの配当となっています。
直近の業績ですが10月29日にリリースした2024年第3四半期決算は前年同期比で増収(+1.9%)増益(調整後1株利益は28.6%増)。
そしてアナリスト予想との比較は、以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。
また注目の2024年通期予想ですが、前回予想の既存事業売上:+3%~+5%、調整後1株利益:1桁台後半の増益、フリーキャッシュフロー:35億ドル以上を維持しています。
この銘柄を初めて購入したのが2010年。
この銘柄は元をだどればクラフトフーズがスピンオフによってクラフトフーズ・グループ(その後現在のクラフト・ハインツ(KHC))とモンデリーズ・インターナショナルに分かれた、という経緯があるわけで購入したのはモンデリーズではなくクラフトフーズ。
そしてクラフト・ハインツの方は残念ながら業績悪化から2018年の決算で36%もの大減配を発表したため売却を余儀なくされましたが、増配を続けるモンデリーズは愚直に保有を続けて来ました。
その結果クラフトフーズの時代を含む過去の配当の積み上がりは以下のとおりとなっており、総投資額49.5万円に対する総配当受領額は38.1万円。
投資回収率は77%に達しています。
保有銘柄がスピンオフを行って分離された企業も上場した場合、両社の保有を継続するかどうかは判断が非常に難しい、ということを身をもって経験することになったこの銘柄ですが、上記業績はもちろんのこと、2015年以降当たり前のように毎期2ケタ増配を続け、わずか9年で3倍近い配当をもたらしてくれた優良銘柄を売却する必要は全くないと考えています。
また、最近の話題と言えば、大手チョコレートメーカーのハーシー(HSY)の買収提案。
残念ながらこちらはハーシー側の拒否で終わったわけですが、実は今回が2016年に続く2度目のチャレンジ。
ハーシーは現在カカオ価格高騰と消費者の節約・健康志向に苦しんでいるわけですが、個人的にはこの優良銘柄買収に再々チャレンジしてもらいたいと思っています。
(実力は十二分にあるも日本人投資家の注目度がほぼゼロの銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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