たばこ銘柄のフィリップ モリス インターナショナル(PM)が現地時間の9月19日に配当のお知らせをリリースしました。
フィリップ モリスの増配タイミングは10月支払い時、ということでまさに今回が増配タイミング。
ちなみにここ最近の増配率の推移は以下のとおりとなっており、2019年以降5%に届いた年はない状況。
2019年:2.6%
2020年:2.6%
2021年:4.2%
2022年:1.6%
2023年:2.4%
2024年:3.8%
但し今年は話は別。
その根拠はもちろん業績。
7月22日にリリースされた2025年第2四半期決算は売上が前年同期比7.1%増、また特殊要因を除いた調整後1株利益が20.1%増と好調を維持。
そして今期2025年の調整後1株利益の通期見通しは、年初来の好調な業績を踏まえ以下のとおり前回見通しの7.36ドル~7.49ドル(2024年実績6.57ドルに対して12%~14%の増益予想)を上方修正し、7.43ドル~7.56ドル(2024年実績6.57ドルに対して13%~15%の増益予想)としています。
ということで、あわよくば二ケタ増配を期待しつつリリース内容を確認。
・フィリップ モリス インターナショナル(PM)の取締役会は、四半期配当を8.9%増額し、1株当たり年率5.88ドルとすることを決定しました。
・新たな四半期配当は1株当たり1.35ドルから1株当たり1.47ドルに増額され、2025年10月3日時点の株主名簿に記載されている株主に対し、2025年10月20日に支払われます。配当落ち日は2025年10月3日です。
・フィリップ モリスは2008年の上場以来、毎年年間配当を増額しており、累計増加率は219.6%、年平均成長率は7.1%となります。
二ケタ増配には届きませんでしたが、今回久しぶりに5%を大きく上回る増配を発表してくれました。
この銘柄の強みはもはや成長に期待できない、というかじり貧の紙巻きたばこに代わり加熱式・無煙たばこが順調に成長していること。
第2四半期の売上割合は40%を超えています。
ということで、このトレンドを維持する限り売却する理由は見当たりません。
(結局健康被害からは逃れられない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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