バイオ医薬品銘柄のギリアド・サイエンシズ(GILD)が現地時間の8月4日に2026年第2四半期決算を発表しました。
概要は以下のとおり。
売上は前年同期比で10%増。
売上の明細は以下のとおり。
新型コロナ治療薬のVeklury(レムデシビル)の減少は続いているものの、主力のHIV(エイズ治療薬)が12%増加と好調、また乳がん等治療薬が26%増加したこと等により、製品売上は前年同期比で8%の増収となり、Veklury(レムデシビル)を除く売上は10%の増収となっています。
次に利益ですが、1株利益(潜在株式調整後)は前年同期の1.56ドルに対し8.45ドルもの損失となりましたが、これは主に3社買収に伴い取得したIPR&D(仕掛研究開発)費112億ドル(9.08ドルのインパクト)を計上したことによるものであり、特殊要因を除く調整後1株利益についても前年同期の2.01ドルに対し6.75ドルの損失となっています。
ただアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、調整後1株損失ともに予想を上回っています。
最後に注目の今期2026年の通期見通しですが、以下のとおり売上、調整後1株利益は前回見通しを引き上げています。(とは言え赤字決算に変わりありませんが、、、、)
以上、第2四半期は売上は好調だったものの、買収に伴う巨額費用計上により赤字決算、また通期見通しを引き上げたものの赤字で着地予想と厳しい内容となりました。
そんな中朗報となったのは、カリフォルニア州最高裁判所が8月3日、ギリアドが20年以上前に、当時利用可能だった他の選択肢に比べて安全性に優れていると知りながら、HIV治療薬の開発を中止した決定に端を発する過失請求を却下するよう命じたこと。これにより数十億ドル(数千億円)規模に達する可能性があった巨額の賠償金や和解金の支払いを回避できることになりそうです。
細胞療法企業のArcellx, Inc.、自己免疫疾患治療薬開発企業のOuro Medicines, LLC、および抗がん剤開発企業のTubulis GmbH3社の巨額買収が果たして”もの”になるかどうかは時間がたたないとわからないわけが、ギリアドは歴史的に買収によって急成長を遂げてきた企業であり、一時的な赤字計上と割り切って期待を持ちながら辛抱強く保有を継続したいと思います。
ということで、
実績✕、対市場予想△、通期見通し△ =(でも) 保有継続
とします。
(相変わらずHIV(エイズ)治療薬におんぶにだっこ状態の銘柄への 投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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