決算発表

ジョンソン エンド ジョンソンの2026年第3四半期決算 実績✕でも対市場予想〇、通期見通し〇=ホールド

ヘルスケア大手のジョンソン エンド ジョンソン(JNJ)が現地時間の10月13日に2026年第3四半期決算を発表しました。

概要は以下のとおり。

売上は、前年同期比で5.9%の増収(為替の影響を除いた場合は6%の増収)。これを以下事業セグメント別で見ると、革新的医薬品が特許切れに伴い乾癬治療薬ステラーラが引き続き減少したものの、乾癬治療薬トレムフィア、血液がん治療薬ダラザレックス等が増加し、前年同期比7.7%増。

そして医療技術は、中東紛争による影響はあったものの、循環器分野では電気生理学関連製品と衝撃波治療、視覚分野ではコンタクトレンズ、整形外科分野では外傷治療の伸び等により前年同期比2.5%増となっています。

次に利益ですが、1株利益は前年同期の2.12ドルに対し0.09ドルと95.8%減となりましたが、これは主にタルク訴訟に関する和解費用(約55億ドル)、米バイオテクノロジー企業ファイアフライ・バイオ社(Firefly Bio, Inc.)の買収、およびセイル・バイオメディシンズ社(Sail Biomedicines)との戦略的提携に伴う一時的な特別費用を計上したためであり、特殊要因を除いた調整後1株利益は2.80ドルに対し2.59ドルと7.5%減となっています。

またアナリスト予想との比較では以下のとおり売上はほぼ予想値と一致、また調整後1株利益は予想を上回っています。

最後に注目の今期2026年の通期見通しは、以下のとおり売上(会計基準ベース)は下限値を引き上げ、また調整後1株利益は小幅に引き上げています。

以上、第3四半期は医療技術部門の売上が低迷したこともあり減益に終わったわけですが、通期予想を小幅ながら引き上げたことは朗報でしょう。またファイアフライ・バイオ社の買収しかり、セイル・バイオメディシンズ社との戦略的提携しかり、先進医療への投資を一気に加速させており、将来に向け着実に布石を打っている点は十分評価できます。また成長性の高いヘルスケア分野への注力を強化するため、整形外科部門のスピンオフを予定しておりこちらにも注目したいと思います。

ということで、実績✕でも対市場予想〇、通期見通し〇=ホールド

です。

(いまだベビーパウダー訴訟が終結していない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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