投資成功のヒント

「次は何を買おうかリスト(米国配当貴族銘柄編)」をアップデートしました。(2026年10月末時点) 皆さんの銘柄選びの参考になれば幸いです

定例の「次は何を買おうかリスト(米国配当貴族銘柄編)」のアップデートを行いました。

配当貴族銘柄とはご存じのとおり25年以上連続銘柄を続ける企業のこと。

そして取り上げた銘柄は、S&P500配当貴族指数を構成する銘柄。

すなわち、

① S&P500指数の構成銘柄であること S&P500指数

② 25年以上、連続で増配していること

③ 時価総額が30億米ドル以上であること

④ 1日当たりの平均売買代金が500万米ドル以上であること

尚、今回今回新たに追加、削除した銘柄はありません。

まずこちらは配当利回り順のリストとなります。

1位は毎度毎度の持株たばこ銘柄のアルトリア(MO)、2位は不動産投資を専門に行っているリアルティ・インカム(O)、そして3位は家庭用漂白剤や洗剤のほか、日用品や食品などを幅広く製造・販売するアメリカの大手消費財メーカー(クロロックス(CLX)となっています。ちなみにアルトリアの利回りは株価上昇継続によりついに5%台となっていますが、7%、8%、さらに9%が当たり前のこの銘柄からすれば異常値となっており正直買われすぎ感は否めず、これまでの長きにわたる経験からいつか必ず調整が入る(株価は下落する)はず、という考えに変わりはありません。

また飲料・スナック菓子大手のペプシコ(PEP)が4.4%と相変わらず4%を超えていますが、もし当方が54年連続増配を誇るこの銘柄を保有していなかったら、迷いなく購入を決めるという考えにも変わりありません。

続いて紹介するのがこちらのリスト。

こちらはトータルリターン(10年)が市場平均(SP500)に連動する代表的なETFであるVanguard S&P 500 ETF(VOO)のトータルリターン15.40%を超える銘柄のみをピックアップしています。

トータルリターンとは

トータルリターン(Total Return)とは、一定期間内に 投資商品への投資から得られる総合収益を指します。

これにはキャピタルゲイン(譲渡益)だけでなく、再投資された分配金(インカムゲイン)などが含まれます。

こうした利益の合計額を投資コスト(購入価格)で割ってパーセンテージで表すことが多く、総収益率ともいいます。

トータルリターンは、投資信託の運用成績を表す際に用いられます。

分配金を全て再投資したと仮定し、ある一定期間の分配金込みの基準価額の騰落率を年率で表します。

(SMBC日興証券HPより)

全10銘柄を見ると相変わらず高配当と高成長は両立しない、というセオリーを垣間見ることのできるリストとなっており、最も利回りが高いのが前月同様バイオ医薬品会社のアッヴィ(ABBV)。

そのアッヴィの直近の決算ですが、現地時間10月30日に発表されたばかりの2026年第3四半期決算は前年同期比で増収(+10.3%)・増益(+105.4% ー 調整後1株利益)と絶好調。

また注目の2026年通期見通し(調整後1株利益)ですが、10月5日の見通しの13.76ドル~13.96ドルを上方修正し13.95ドル~13.99ドルとしています。

ちなみにアッヴィの利回りは2.4%と前月同様3%割れの水準となっていますが、アッヴィの配当利回りが最も高いわけで、やはりいいとこ取り、つまり、

25年以上連続増配を継続しつつ利回りが高いにもかかわらず、株価も市場平均を上回って上昇している銘柄はなかなか存在しない。

という厳しい現実を表すリストとも言えるのではないでしょうか。

さらに冷静に見るといわゆるトータルリターン市場平均超えの銘柄数は、70銘柄中10銘柄と少ないわけで「配当銘柄がトータルリターンでは市場平均に劣後する。」という現実を突きつけているとも言えます。

ただそんな中でもこうやって毎月リストを愚直にアップデートすることで、連続増配+株価上昇+高利回りのいわゆる二兎取りならぬ三兎取り銘柄に新たに出会える日が来る、と信じています。

インカムゲイン銘柄のパフォーマンスが市場全体のそれに劣後することを否定する気は毛頭ありませんが、いかなる相場環境にあっても長きに渡り増配を継続してきた銘柄が特にすでにリタイアしたフローを重視するシニア投資家に安心感を与えていること、これだけは確かです。

何はともあれ本リストが皆さんの銘柄選びの参考になれば幸いです。

(本リストを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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