バイオ医薬品銘柄のギリアド・サイエンシズ(GILD)から1月4日に初めての配当を受領しました。
ギリアド・サイエンシズ(Gilead Sciences, Inc.)は医薬品の発見・開発・商業化を行う研究型バイオ医薬品会社である。
【事業内容】
同社の製品ポートフォリオと治験薬のパイプラインはヒト免疫不全ウイルス、後天性免疫不全症候群(HIV/AIDS)、肝疾患、癌、炎症、呼吸器疾患、心血管疾患を含む。
HIV/AIDS患者用製品は「Descovy」、「Odefsey」、「Genvoya」、「Stribild」、「Complera」、「Eviplera」、「Truvada」、「Emtriva」、「Tybost」、「Vitekta」を含む。
肝臓疾患患者用製品は「Vemlidy」、「Epclusa」、「Harvoni」、「Sovaldi」、「Viread」、「Hepsera」を含む。同社は血液学・腫瘍疾患の患者にZydeligを提供する。
心臓血管疾患の患者用製品は「Letairis」、「Ranexa」、「Lexiscan」を含む。
炎症・呼吸器疾患治療用の製品は「Cayston」と「Tamiflu」を含む。
(SBI証券より)
この銘柄のここ最近の増配率の推移は以下のとおりとなっており、直近2020年ではやや数字を落としたもののなかなかのレベルとなっています。
但し、稼ぐ力を表す営業キャッシュフローとそのマージンは直近2020年にやや持ち直したものの2019年までは右肩下がりの状況。(とは言っても十分高いレベルにはあるのですが。)
その理由はそれまで主力だったC型肝炎治療薬の需要が2016年から急減してしまったこと。
その結果直近2020年第3四半期を見てもわかるとおり現在はHIV治療薬が中心となっています。
ただこのままではやがてはじり貧、ということで現在のギリアドは第2の柱を育てるべく2017年8月にはがん免疫療法の一つである「CAR-T細胞療法」のリーダー企業の1社であるカイトファーマ社を、そして2020年3月にはがん免疫治療薬を開発するフォーティセブン社を買収。
さらに2020年9月にはイミュノメディックス社の買収を発表し、がん治療薬開発に注力中となっています。
もちろん仮に開発が成功したとしても実際にがん治療薬が花開くのは数年先。
その間は現在主力のHIV治療薬で何とかしのいでくれる、つまり増配を継続するという前提で11月、12月とこの銘柄に投資したわけですが、いまだ保有全銘柄に占める割合は2%にも満たない、ということで今後もこの銘柄の買い増しを考えているところです。
(将来の新薬開発成功を過度に期待しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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