3月11日にエネルギー銘柄のエクソン・モービル（XOM）から配当を受領しました。
今回の配当額ですが前回同様1株当たり0.87ドル。
エクソン・モービルと言えば配当貴族銘柄。
昨年までの連続増配年数は37年を数えていました。
しかし増配タイミングの4月の配当のお知らせでは新型コロナ流行の影響による業績の大幅な悪化から増配を見送っており、8四半期連続で1株配当は0.87ドルと実質的に連続増配が途切れた形となっています。
そして直近2020年第4四半期決算では巨額の減損損失を計上、会計基準ベースでの当期損失はなんと200億ドル超え、日本円換算で2兆円を超える赤字を計上。
そして2020年のキャッシュフローを見ると、フリーキャッシュフローから配当支払額を差し引いた残高（黄緑のグラフ参照）が何と約175億ドルものマイナスとなってしまっている。
今期もこの状態が続けば減配は避けられない。
しかしそれはもはや過去の話。
上級バイスプレジデントであるアンドリュー・スウィガー氏は投資家説明会において、以下の発言をしています。
・ブレント原油の価格が1バレルあたり40ドル以上であれば、配当を維持できる。
・石油が1バレルあたり50ドル以上に留まる場合には、エクソンは多額の債務の返済を開始する。この場合追加でもたらされる現金は、設備投資増額のためには使用されない。
そう、バレル当たり40ドル以上であれば配当を維持することを確約した。
ここ最近の原油価格（ブレント価格）は上記のとおりとなっており、今年に入ってからはバレル50ドルを超え、現時点では60ドルを突破して推移しています。
もちろん誰しも将来の原油価格を正確に予想することなどできない。
しかし現在米国を筆頭に世界各国で新型コロナワクチンの接種が急速に進み、極めてゆっくりではあるが正常な日常が戻りつつある中、再び40ドルを割り込む可能性は低いのでは？
と楽観視している自分がいることは確かです。
（投資にあたってはこちらを参考にしていただけるとさらにこの銘柄への理解が深まるかと。）
（今後の原油価格を過度に楽観視してのエネルギー銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。）
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おはようございます。
昨日マーケットアナライズと言う番組を見てました。
おそらくエクソンモービルについては減配の可能性は今後もないと思います。ただ、 OPEC プラスの中で減産を取りやめる国が出てきたり、今後グリーンエネルギーへの転換により、長期的に見て原油の価格が下がることもあり得そうです。
一方で、僕も願っているのですが、経済活動の再開により原油価格のさらなる高騰も期待できます。
二通りのシナリオがありますが、まずはコロナが収束してほしいものですね。あと地震も勘弁してほしいです。
あおばさん
おはようございます。
情報ありがとうございます。
長期的に見れば原油が衰退の道を辿るのは既定路線かと思います。それは石炭が証明しています。
ただ個人的にはそのスピードはかなりゆるかやなのでは、と考えています。
今回の地震は宮城が中心でしたが、あおばさんのところは大丈夫でしたか？
少なくとも地震国の日本では、原子力発電に頼ることは非常に危険、その意味でクリーンエネルギーの普及にはさらに時間がかかるのではないでしょうか。
コメントありがとうございます。
昨日の夜の地震は自宅は特に何もなかったのですが、会社の方ではボイラーの運転が止まり、少しだけ会社で現場の状況を確認してきました。
僕が担当している現場ではジェネリック医薬品の原薬を製造しており、最近大手のジェネリック医薬品メーカーが不始末を起こしていることから少しだけ特需で生産量が増えております。会社のほうも特にダメージはなく、念のため運転を停止してきたところです。
原油価格の推移については、僕も同じ考えで、グリーンエネルギーへの転換にはまだ時間がかかることから、しばらく価格は高いところを出すると思っています。それは近くのガソリンスタンドに行ってもわかるところです。ちなみにまた来週からレギュラーガソリンの価格が上がるみたいですよ。
あと勘弁してほしいのは、最近犯人が再逮捕されましたが、中古車販売店で起きた発砲殺人事件ですね。くれぐれも流れ弾には注意して生活を送りたいと思っておりますw