エネルギー大手のエクソン・モービル(XOM)が現地時間の10月29日に第3四半期決算を発表しました。
エクソンと言えばすでに現地時間の9月30日にForm 8-Kを提出し第3四半期の見通しを公表しており、調整後利益ベースで第2四半期の47億ドルに対して下限値でプラス7億ドル、上限値でプラス33億ドルという数字を公表していました。
ということで、「最低でも54億ドル。」という安心感を持って早速確認。
こちらはセグメント別の当期利益を左から今期第3四半期、前期第3四半期、そして直近第2四半期の順に並べたもの。
やはり原油・ガス価格上昇により原油・天然ガスの探査・生産を行うアップストリーム事業が大きく伸びたばかりか、マージン増加や需要増によりダウンストリームが、そしてマージン増加により石油化学製品の製造・販売を行うケミカルが大きく伸び、全体では第2四半期を上回る67.5億ドルの利益を計上。
予想以上の結果となっています。
そして特殊要因を除外した調整後1株利益は前年同期のマイナス0.18ドルから1.58ドルへと大幅に増加、こちらも第2四半期の1.10ドルを上回っています。
また、アナリスト予想との比較でも売上、利益ともにそれら数字を上回る結果となっています。
ということで、期待通りの決算となったわけですが、当方をさらに喜ばせたこと。
それがCEOの以下のコメント。
「強力なキャッシュフロー見通しにより、2022年以降の12~24か月間の自己株式の買戻しを通じて、株主への分配をさらに最大100億ドル増やすことができると予想しています。」
そう来年からの自社株買いの実施を発表。
つまり増配。
以上、売上〇、利益〇、自社株買い ということでホールドです。
(将来の増配を過度に期待してのエネルギー銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村